日本文化史Ⅰ
担当者保田 那々子
単位・開講先選択  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-235

授業の概要(ねらい)

日本の服飾を教科書に沿いつつ図像資料と文献資料を用いて概説する。通年での履修が望ましい。前期は原始から古代までを扱う。

授業の到達目標

・服飾の変遷にはファッション性だけでなく身分制度、社会的な制約や、製造上の制約が複雑に絡み合っていることを理解する。
・図像をみてどの時代のどのような身分の人物か、その理由も合わせて説明できる。

成績評価の方法および基準

期末試験70%、授業態度30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本服飾史』増田美子東京堂出版
参考文献『日本衣服史』増田美子吉川弘文館

準備学修の内容

主に後期の範囲となるが、東京国立博物館の特別展「きもの Kimono」(2020年4月14日~6月7日)を観覧しておくこと。その他関連する展示があれば案内する。

その他履修上の注意事項

質問やリアクションペーパーを通じての積極的な授業への参加を期待しています。
私語など、他の学生の授業参加の妨げとなる行為がある場合、退出を命じることがあります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回日本の装いの基礎
第3回原始の装い①(縄文時代)
第4回原始の装い②(弥生時代)
第5回胡服の伝来(古墳時代)
第6回位階による服飾規定の始まり(飛鳥時代)
第7回唐風化の時代(奈良時代)
第8回正倉院の遺品(奈良時代②)
第9回正倉院にみる古代の染織
第10回高まる唐風化(平安時代初期)
第11回男性の服飾の和様化(平安時代中~後期①)
第12回女性の服飾の和様化(平安時代中~後期②)
第13回子どもと庶民の装い(平安時代中~後期③)
第14回禁色と重ね色目
第15回まとめ