担当者 | 中沢 紀子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | JLT-203 |
もし皆さんが「あなたの母語は何ですか?」と質問されたら、あなたは何語と答えるだろうか?日本語と答えるだろうか?それとも秋田出身なら秋田方言と答えるだろうか?
もし仮に「明日から今まで自分が使用してきた言葉を使ってはいけない。今後は全て英語で話すように。」と言われたら、皆さんはどう思うだろうか。
言語は私たちにとって身近な存在であり、切り離せないものだ。また言い換えれば、言語は自分が何者であるかを示す指標の一つにもなっている。過去の歴史を遡ると、自己を示す道具である言語は、言語統制といったさまざまな国の政治方策の一つとされてきた。そこで、この授業では実際に起こった事例を手がかりに、身近な言語を社会的な側面から観察してみたい。
自分の言葉で授業で学んだ項目について説明ができる。
出席(30%)、ディスカッション等の授業への積極度(10%)、テスト(60%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業時にプリントを配布する。参考文献は追って指示する。 | ||
参考文献 |
授業ではディスカッションやレポートを行う機会がある。準備学修では、そのために必要な言語事例の材料をそろえておくことが求められる。この材料については、授業時に指示する。
方言を扱うことがあるが、この授業の狙いは方言の語彙を知ることではなく、方言を取り巻く背景を知ることにある。よって、方言の語彙、アクセントなどを知ることを目的にした授業ではないことをあらかじめ述べておく。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 言語と社会(自分の言葉は何語?) |
第3回 | 言語と社会 |
第4回 | 実習 |
第5回 | アイヌ語の事例 |
第6回 | アイヌ語の事例 |
第7回 | アイヌ語の事例 |
第8回 | 実習 |
第9回 | 他の言語事例 |
第10回 | 海外の事例 |
第11回 | 海外の事例 |
第12回 | 実習 |
第13回 | 実習 |
第14回 | まとめとテスト |
第15回 | まとめ |