日本経済入門Ⅱ
担当者軽部 謙介教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングECP-102

授業の概要(ねらい)

 皆さんは経済というと、とっつきにくく難しいものだと思っているかもしれません。しかし、新聞でもテレビでもスマホでも、毎日「株価が××円になった」とか「2020年度の予算が決まった」など経済関連のニュースが流れます。この授業では、日々報じられる経済ニュースを題材にして、日本の経済現象や経済政策について概要を理解します。特に我が国の通商政策や通貨政策、米国との経済摩擦など、世界との関係の中で日本経済がどのように展開してきたのか、これから展開していこうとしているのかを考えます。一つのニュースを突破口にして、そのテーマを深めていけば、日本が深く関連する国際的な経済現象が身近なものとして理解できていくでしょう。キーワードは「日本経済と世界のつながりをニュースから考える」です。

授業の到達目標

 ニュースを材料に、経済政策、経済現象を身近なものとして理解する。新聞に掲載される経済ニュースを読み解けるようにする。

成績評価の方法および基準

 授業への取組姿勢、授業中に課すレポート、出席回数、期末試験などを重視します

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献「通貨烈烈」船橋洋一朝日文庫
参考文献「通商戦士」スティーブ・ドライデン共同通信社
参考文献「日米コメ交渉」軽部謙介中公新書
参考文献「霞が関が震えた日」塩田潮講談社文庫
参考文献「FTA・TPPの政治学」大矢根聡有斐閣

準備学修の内容

 日々のニュースに関心を持ち、参考文献を少しでも読んで授業に臨むことが望ましい

その他履修上の注意事項

 経済のみならず、政治や国際情勢などにも興味を持ってください。

授業内容

授業内容
第1回この授業の対象範囲や授業の進め方について説明します。
第2回通商摩擦と日本の対応(その1)
第3回通商摩擦と日本の対応(その2)
第4回通商摩擦と日本の対応(その3)
第5回通商摩擦と日本の対応(その4)
第6回通商摩擦と日本の対応(その5)
第7回多角的自由化とは何か
第8回地域FTAの有効性
第9回くすぶる保護主義
第10回通貨秩序とは何か(その1)
第11回通貨秩序とは何か(その2)
第12回通貨秩序とは何か(その3)
第13回世界経済と日本
第14回グローバル化と日本経済
第15回まとめ