青年心理学
担当者藤尾 未由希教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングDEP-301

授業の概要(ねらい)

青年期とは、他者を参照しながら自分自身のこれまでの体験をふり返り、これから先自分はどのように生きていきたいかを模索する時期である。本講義では、発達心理学・臨床心理学の領域で明らかになっている、青年期の心理社会的特徴について紹介する。また、グループディスカッションやペアワークを通して、自分自身や他者の「青年期」の体験をもとに、青年心理について考えを深めることを目指す。

授業の到達目標

①青年期の心理的特徴について理解し説明することができる
②青年期に見られる心理的困難およびその支援について理解し説明することができる
③自分自身の青年期について振り返り、自己理解を深める

成績評価の方法および基準

期末試験50%、小テスト(計4回)20%、平常点(ディスカッションへの参加状況・リアクションペーパーの提出状況)30%で評価する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献エピソードでつかむ青年心理学大野 久ミネルヴァ書房

準備学修の内容

①計4回の小テストに備えて配布資料を復習し、基本用語について説明できるようにする
②青年心理学、生涯発達など、授業内容に関連する書籍や論文等を読む

その他履修上の注意事項

授業においては、他受講生に迷惑をかけること(私語・携帯電話などの電子機器の使用)はおこなわないようにしてください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回生涯発達における青年期の位置づけ
第3回青年期における認知と感情の発達
第4回青年期における身体発達と心理的影響
第5回自己意識とアイデンティティーの発達
第6回青年期の家族関係
第7回青年期の友人関係
第8回青年期における恋愛
第9回学校教育の中での青年
第10回青年期におけるキャリア選択
第11回青年期の心理的問題①(精神疾患・発達障害)
第12回青年期の心理的問題②(不登校・ひきこもり)
第13回青年期の心理的問題への対応(ピアサポート・地域支援)
第14回「大人」になることとは
第15回期末試験