財政学Ⅰ
担当者其田 茂樹
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングPFP-201

授業の概要(ねらい)

 日本政府は借金で破綻する。日本は税金が高い。このような表現はすべて財政にまつわるものである。
 これらについて、みなさんはどう考えるだろうか。そのように考えた根拠はどこにあるのだろうか。
 そもそも財政とは何を指すのか、税金とはどのような金か、なぜ政府も借金をするのかなどに触れながら財政についての基礎的な理解を深め、財政について身近な問題として捉えていく。

授業の到達目標

1.財政に関する報道等への関心を従来より高める。
2.財政の基礎的な用語や制度について理解する。
3.財政について自身の考え方を根拠をもってまとめられるようになる。

成績評価の方法および基準

期末試験:80%、小テスト(予告なく抜き打ちで実施する):20%により評価する。
詳細は、第1回目の授業において説明する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書(新版)財政学入門佐藤進・関口浩 著同文舘出版
参考文献現代財政を学ぶ池上岳彦 編有斐閣
参考文献財政学 制度と組織を学ぶ佐々木伯朗 編有斐閣

準備学修の内容

新聞などの報道等によりもたらされる財政に関する情報に関心を持つ。
教科書・参考文献を含めて各回の授業に関係する文献に目を通す。

その他履修上の注意事項

財政学Ⅱと併せて受講されることを希望する。
受講マナーの悪い学生には退席を求め、以降の受講をお断りすることがある。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回財政と財政民主主義
第3回現代財政学の生成と展開
第4回予算と予算原則
第5回日本の予算・決算制度
第6回予算改革の方向性
第7回市場の失敗と政府の失敗
第8回経費膨張と経費の性質
第9回経費の区分と日本の経費構造
第10回租税論の基礎
第11回個人と家計の税金
第12回会社と企業の税金
第13回一般消費税と個別消費税
第14回前期の総復習とディスカッション
第15回試験とまとめ