生活の医学Ⅰ
担当者浅野 安信教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングBAM-101

授業の概要(ねらい)

医学の基礎は正常な体の構造と機能を知り、病気を理解することである。現代社会は、多くの病気が存在し、その原因はウイルス、細菌、又、カビであったり、生活習慣によるものや、人為的に作り出された物質によるものであったりする。病気では、人体を作る細胞の1個1個がどのような形で破壊されていくのか、そして、「死」という終着駅に向かうのか? この授業では、人体の構造と機能を概説した後、「病気」の概要を理解することが目標である。

授業の到達目標

人体の器官の構造を理解し、解剖用語を用いて説明できる。また、先天異常、代謝障害、循環障害、炎症、腫瘍といった疾患の定義やその中に含まれる疾患について、個々の細胞や臓器の病的変化が説明出できることを目的とする。

成績評価の方法および基準

 期末試験は最終講義日に、筆記試験を行い、成績を評価する。
 授業態度(雑談、居眠り等)は減点の対象とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『入門人体解剖学』 藤田恒夫 南江堂
参考文献NEW病気のしくみとなりたち安谷屋均SENKOSHA

準備学修の内容

講義をうけたら必ずその日に復習をすることが重要である。指定した教科書の次回授業部分を事前に読んでおくこと。
受けた講義はその日に復讐し、特に解剖学用語や図は書いて(描いて)覚えること。

その他履修上の注意事項

全体の把握が必要であるため、必ず出席すること。

授業内容

授業内容
第1回総論①:細胞について細胞の構造と細胞周期を説明できる。
第2回運動器:骨格系と筋系について図示して説明出来る。
第3回胸部内蔵:循環器、呼吸器について図示して説明出来る。
第4回腹部内臓:消化器について図示して説明出来る。
第5回骨盤内臓:泌尿生殖器について図示して説明出来る。
第6回神経:中枢神経について図示して説明出来る。
第7回総論②:病気の内因と外因等病因を説明できる。
第8回細胞損傷:細胞の死と再生について説明できる
第9回代謝障害:代謝の基本と糖、脂質の代謝異常およびタンパク質、核酸、カルシウム、色素代謝異常について説明できる。
第10回循環障害:体液と循環異常 血管の閉塞とショックおよび
第11回腫瘍:腫瘍の原因と分類および悪性腫瘍の転移ついて説明できる。
第12回炎症:炎症の原因と経過およびメカニズムについて説明できる。
第13回免疫の異常について説明できる。
第14回感染と病原性微生物について説明できる
第15回総括と小テスト