担当者 | 松本 美奈, 霜鳥 駿太教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 4単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | FYE-106 |
社会に出たら、あなたは次のどちらかに分類されます。
・AIを使う人
・AIに使われる人
どちらに分類されるかを決するのは、あなたの「質問力」です。「いま何が問題か?」と問い、自ら解決策を考えられる人は「使う人」になれます。「?」が浮かんでこない人は「使われる人」になるでしょう。AIは自ら「?」を見つけられません。問われたことに答えるだけです。AIにできないことがあなたにできるか。それが人生を決めるのです。
目指すは、世界の出来事を自分事として受け止め、課題を見つけ、解決できる人——「グローバル市民」です。教材には読売新聞を使います。社会の現実を知らなければ、問いはつくれません。毎日の朝夕刊を読み、社会を俯瞰し、質問力を磨き、より多くの人が幸せになれる社会を創造していきませんか。社会は質問力を磨いたあなたを待っています。
*教材として使うため、読売新聞朝夕刊を購読し、授業に毎回持参してください。初回の授業でも使います。著作権法にふれるので、コピーはやめてください。
*受講希望者は必ず初回授業に出席してください。当日の読売新聞朝刊も持参してください。
*チームワーク中心です。授業では毎回、冒頭に発表時間を設けるため、無断欠席・遅刻はお断りします。
*受講者は30人までとします。希望者が多い場合には、1年生を優先します。
*水曜日2限クラスのみ、上智大学との合同授業を予定しています。企業経営者らも参加します。
*4単位の授業です。金曜日はチームを中心にした時間で、この日のみ体育館で行います。
(1)新聞を毎日読む。
(2)自分以外の誰かの立場で考えることができる。
(3)論旨明快な文章を書ける。読み手に誤解させず、自分の考えを文章で伝える。
⑴日々の課題(社説の視写、コンセプトマップ) 50%
⑵期末課題(論文、ポートフォリオ、ポスターセッション) 50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 読売新聞の朝夕刊 | ||
参考文献 | *帝京・上智大学の学生チームが作成したスペシャル教材を配ります。 |
⑴読売新聞の朝夕刊を毎日読んでください。
……授業日だけ読んでも社会を理解することは困難です。社会は日々刻々と動いています。
⑵気になった記事をもとに、コンセプトマップを広げてください。
……毎日1時間は必要です。授業中にピアレビュー(履修者相互での評価)をします。
⑶社説を書き写してください。
……論調への迎合は求めていません。こちらも授業中、ピアレビューをします。
(4)授業外でチームワークに取り組んでください。
……毎回、冒頭に発表と質疑応答の時間を設けています。
「手書き」を重視しています。思考は自分の手で書くことで始まり、チームワークという「土俵」で磨かれ、書くことで思考がさらに深まる……。この繰り返しだからです。どのぐらい自分の思考力が鍛えられているか、毎回の最後10分で書く「リフレクションシート」でつかめます。A4サイズの9割以上を書くことが必須です。
教材に対する注文や意見、改善案はいつでも受け付けます。松本美奈(水2、金2限)までお寄せください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション なぜ質問力が大切か。 なぜ質問力か。なぜ新聞を教材に使うのか。質問力を磨くプロセスとは。 |
第2回 | チームビルディング グループとチームは同じか、違うか? |
第3回 | 自分以外の誰かに「なりきる」 なりきるとはどういうことか |
第4回 | チームビルディング チームでどう課題に取り組むのだろうか? |
第5回 | 自分以外の誰かに「なりきる」 なりきるには何を考えたらいいか |
第6回 | チームビルディング チームのデメリットとは? |
第7回 | 自分以外の誰かに「なりきる」 なりきって何をするか |
第8回 | チームビルディング チームのメリットは? |
第9回 | 論旨明快に問うために① 構造と作法 社説に何を学べるか |
第10回 | チームビルディング どうしてチームになれないのだろう? |
第11回 | 論旨明快に問うために② 構造と作法 新聞をどう読んだらいいのか |
第12回 | チームビルディング どうしたらチームになれるのだろう? |
第13回 | チームビルディングをふりかえる(チーム編成を替える) 個人<チーム? 個人>チーム? *最終課題のテーマを発表 *なりきるための「チーム読書」 |
第14回 | チームビルディング チームになれるか? |
第15回 | コンセプトマップ① 分解・分析・分類・転換・展開 |
第16回 | チームビルディング チームワークをどう進めていこうか? |
第17回 | コンセプトマップ② 自分自身のどんな思考が見えてくるか |
第18回 | チームビルディング 自分とメンバーの考えが違ったらどうするか? |
第19回 | テーマと論点① コンセプトマップから質問を抽出する |
第20回 | チームビルディング 何もしないメンバーがいたらどうするか? |
第21回 | テーマと論点② 抽出した質問を磨く(分類・転換) |
第22回 | チームビルディング 「話し合い」ができないのは、なぜだろう? どうしたらいいのだろう? |
第23回 | テーマと論点③ タイトルをつける |
第24回 | チームビルディング チーム内で「不公平」があるときにどうするか? |
第25回 | 質問力を発揮する① 期末課題(リポート)提出、履修者相互の評価 |
第26回 | チームビルディング チーム内に「いさかい」が起きたらどうするか? |
第27回 | 質問力を発揮する② 期末課題(ポートフォリオ)提出、履修者相互の評価 |
第28回 | チームビルディング 「チーム」になれただろうか? |
第29回 | 質問力を発揮する ポスターセッション(チーム単位) 最優秀チームは、最終回で発表 |
第30回 | チームビルディング① クラス代表によるポスターセッション |