入門マクロ経済学Ⅰ
担当者浅川 あや子
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECT-103

授業の概要(ねらい)

本講義では,私たちの日常生活に密接な関わりのある経済活動について,基礎的なマクロ経済学の知識を用いて理解を深めることを目的としています。経済成長や価格の役割,GDPの概念,政府の金融政策や財政政策などを学ぶことによって,今日の日本経済の現状理解に努めます。

授業の到達目標

(1)GDPの概念,経済成長や価格の役割,失業,インフレーションなど,マクロ経済学の基礎的な概念を習得する。
(2)習得した基礎的な概念を用いて,経済関連のニュースを人に説明できるようにする。

成績評価の方法および基準

授業内試験80%,小レポート5%,授業への貢献度15%(授業中の受講姿勢を含む)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献高校生のための経済学入門小塩隆士ちくま新書,筑摩書房,2002年
参考文献はじめての経済学(上)(下)伊東元重日経文庫,日本経済新聞出版社,2004年
参考文献ゼロからわかる経済の基本野口旭講談社現代新書,講談社,2002年
参考文献はじめて学ぶ経済学 第2版関谷喜三郎,安田武彦,大木良子慶應義塾大学出版会,2014年

準備学修の内容

・講義前に参考文献の関連箇所を読んで疑問点を書き出すなど,準備をしてください。
・講義では,内容の要点をまとめたプリントを配布します。授業を受けた後では,プリントや自分のノートを見返し、その日の復習をおこなってください。

その他履修上の注意事項

(1)入門マクロ経済学の体系的理解のため,「入門マクロ経済学Ⅰ」と「入門マクロ経済学Ⅱ」の連続履修を推奨します。
(2)講義中の私語等,他の受講生の妨げとなる行為があった場合には,退出指示や成績評価における大幅減点,もしくは
  不合格とする場合があります。

授業内容

授業内容
第1回授業案内(授業の目的,進め方,成績評価の方法)
第2回市場と経済主体ー家計と企業ー
第3回経済システムー資本主義市場経済と社会主義計画経済ー
第4回価格の役割
第5回GDPで捉える経済成長
第6回物価と経済の関係
第7回経済循環とマクロ経済
第8回失業とインフレーションーフィリップス曲線とは-
第9回金融政策と日本銀行の役割
第10回財政政策と政府の役割
第11回経済のグローバル化と国際貿易ー為替レートの変動とその影響ー
第12回現代経済の課題-所得格差と貧困ー
第13回マクロ経済の視点から考える(1)石油ショックと変動相場制ー1973年ー
第14回マクロ経済の視点から考える(2)レーガノミクスからプラザ合意までー1980年から1985年ー
第15回授業のまとめと試験