宿泊産業経営論Ⅰ
担当者金  振晩教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-219

授業の概要(ねらい)

急速に変化しつつある社会の価値観を踏まえ、観光産業、とりわけホスピタリティ産業の意味や役割、産業の全貌を概観する上で、宿泊産業のなすべき役割、そしてサービスとホスピタリティの本質の理解を目指す。具体的には、日本および欧米の宿泊(ホテル)産業に関する歴史・事業発展過程の解説を通じて宿泊(ホテル)ビジネス全般にわたる基礎知識およびサービスとホスピタリティ概念の相違等宿泊(ホテル)を取り巻くホスピタリティ産業を俯瞰的に解説する。

授業の到達目標

本講義の到達目標は下記のとおりである。
 ①宿泊産業を取り巻く環境を理解し、宿泊産業の現状を説明することができる。
 ②宿泊産業にかかわる諸理論を理解し、説明することができる。
 ③宿泊産業にかかわるステークホルダーの役割を理解することができる。

成績評価の方法および基準

各授業の事前学修のレポート(15%)、期末テスト(60%)、出席状況(15%)、授業態度(10%)。
なお、7回以上欠席した場合は、その時点で不合格となる。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは指定しない。授業中に資料を配布する。
参考文献『コトラーのホスピタリティ&ツーリズム・マーケティング 第3版』
フィリップコトラー・ジョンボーエン・ジェームズマーキンズ【著】、平林 祥【訳】ピアソン・エデュケーション
参考文献『ゼミナール経営学入門 第3版』伊丹 敬之・加護野 忠男 著日本経済新聞社

準備学修の内容

シラバスと前回授業における説明をもとに、授業内容に関するレポートを毎回準備する必要がある。各レポートは期末に一括提出することとする。

その他履修上の注意事項

・上記の参考図書を講読することを勧める
・できれば、宿泊事業論IとII、両方の履修が望ましい。
・講義内容を含め、授業に関する連絡は授業の前日までを期日とする。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・観光とホスピタリティ産業
第2回宿泊産業の基礎的な性格及び経営特性
第3回欧米におけるホテルの起源と歴史的変遷
第4回日本における宿泊施設の起源と歴史的変遷
第5回宿泊産業のビジネススキームと特性
第6回宿泊産業のカテゴリー化
第7回ホテルの経営形態とホテルチェーン①
第8回ホテルの経営形態とホテルチェーン②
第9回宿泊施設の運営と経営指標①
第10回宿泊施設の運営と経営指標②
第11回ホテルと旅館の経営的特性の差異
第12回サービスとホスピタリティの相違性
第13回顧客満足とロイヤルティ
第14回多様な宿泊ビジネス
第15回総括とテスト