伝統文化研究(芸能)Ⅱ
担当者川﨑 瑞穂
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングCUA-206

授業の概要(ねらい)

日本の民俗芸能「風流」(ふりゅう)について、「音楽」と「キャラクター」(動物や妖怪など)という馴染みやすい観点から学びます。また、アニメ・ゲーム・アイドルといった、私たちをとりまく文化とのつながりも考えます。数回は民俗芸能の記録映画を鑑賞するほか、実演家等の外部講師をお招きすることがあります(詳細につきましては授業中にお知らせします)。

授業の到達目標

風流をはじめとした民俗芸能の歴史や特徴について理解した上で、他の人に対して説明ができることを目標とします。

成績評価の方法および基準

期末試験(60%)、小テスト・レポート(20%)、平常点(20%)を合わせて評価します。試験は、ノート等の資料類の持ち込みは禁止です。なお期末試験に代えてレポートを課す場合もあります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを用意します。
参考文献『風流踊とその展開』植木行宣岩田書院
参考文献『祇園囃子の源流―風流拍子物・羯鼓稚児舞・シャギリ―』植木行宣・田井竜一(編)岩田書院
参考文献『三匹獅子舞の研究』笹原亮二思文閣出版

準備学修の内容

風流に限らず、さまざまな芸能や音楽についてできるだけ触れて下さい。学修の中では、つねに私たちをとりまく文化とのつながりを考えるようにしてください。

その他履修上の注意事項

積極的な態度で出席して下さい。わからないことがあれば質問して下さい。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス―民俗芸能概説―
第2回風流概説
第3回山・鉾・屋台行事
第4回動物風流
第5回風流獅子舞(三匹獅子舞)
第6回風流から歌舞伎へ
第7回各地の風流①―東北・北海道地方―
第8回各地の風流②―関東地方―
第9回各地の風流③―中部地方―
第10回各地の風流④―近畿地方―
第11回各地の風流⑤―中国・四国地方―
第12回各地の風流⑥―九州・沖縄地方―
第13回風流と近代文化
第14回風流と現代文化
第15回まとめ(試験)