伝統文化研究(芸能)Ⅰ
担当者川﨑 瑞穂
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングCUA-205

授業の概要(ねらい)

日本の民俗芸能「神楽」について、「音楽」と「キャラクター」(鬼や天狗など)という馴染みやすい観点から学びます。また、アニメ・ゲーム・アイドルといった、私たちをとりまく文化とのつながりも考えます。数回は民俗芸能の記録映画を鑑賞するほか、実演家等の外部講師をお招きすることがあります(詳細につきましては授業中にお知らせします)。

授業の到達目標

神楽をはじめとした民俗芸能の歴史や特徴について理解した上で、他の人に対して説明ができることを目標とします。

成績評価の方法および基準

期末試験(60%)、小テスト・レポート(20%)、平常点(20%)を合わせて評価します。試験は、ノート等の資料類の持ち込みは禁止です。なお期末試験に代えてレポートを課す場合もあります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを用意します。
参考文献『里神楽の成立に関する研究』石塚尊俊岩田書院
参考文献『徳丸流神楽の成立と展開―民族音楽学的芸能史研究―』川﨑瑞穂第一書房
参考文献『熊野と神楽―聖地の根源的力を求めて―』鈴木正崇平凡社

準備学修の内容

神楽に限らず、さまざまな芸能や音楽についてできるだけ触れて下さい。学修の中では、つねに私たちをとりまく文化とのつながりを考えるようにしてください。

その他履修上の注意事項

積極的な態度で出席して下さい。わからないことがあれば質問して下さい。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス―民俗芸能概説―
第2回神楽概説
第3回妖怪の舞
第4回動物の舞
第5回巫女の舞
第6回各地の神楽①―東北・北海道地方―
第7回各地の神楽②―関東地方―
第8回各地の神楽③―中部地方―
第9回各地の神楽④―近畿地方―
第10回各地の神楽⑤―中国・四国地方―
第11回各地の神楽⑥―九州地方―
第12回神楽と近代文化
第13回神楽と現代文化
第14回「神楽学」の可能性
第15回まとめ(試験)