情報資源組織論
担当者望月 有希子
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングLIH-209

授業の概要(ねらい)

図書館では利用者が求める資料を探しやすくするために検索できる目録がある。この仕組みが分類法や目録法などからなる情報資源組織法であり,図書館の歴史とともに発展してきた。この授業では,図書館が扱う情報,資料の組織化について理論と基本的技術を学ぶ。また,ウェブ上での情報資源の組織化についても学習する。

授業の到達目標

・図書館での情報資源組織化の意義と仕組みを説明できる。
・分類法の意義と理論,主題分析,分類法,検索法について説明できる。
・目録法の意義と理論,標準化,記述法について説明できる。
・書誌情報の作成・流通・提供,ネットワーク情報資源の組織化,メタデータ,多様な情報源の組織化について説明できる。

成績評価の方法および基準

テストと課題(70%),授業参加度(30%)の総合評価。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献日本目録規則 2018年版日本図書館協会目録委員会編日本図書館協会
参考文献日本目録規則 1987年版改訂3版日本図書館協会目録委員会編日本図書館協会
参考文献日本十進分類法 新訂10版もり・きよし原編日本図書館協会
参考文献基本件名標目表 第4版日本図書館協会件名標目委員会編日本図書館協会
参考文献情報資源組織演習 新訂版和中幹雄ほか著 日本図書館協会 

準備学修の内容

図書館で実際にどのように目録や分類が使われているかを調べること。
授業で紹介したOPACなどの検索サービス等を自分で使い,検索方法を修得すること。

その他履修上の注意事項

第1回目のオリエンテーションは,授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 情報資源組織論で学ぶこと
第2回情報資源の組織化とは
第3回書誌情報の歴史と書誌コントロール
第4回目録法(1) 目録規則
第5回目録法(2) 典拠コントロール
第6回目録法(3) 目録の種類
第7回主題組織化(1) 分類法の基本
第8回主題組織化(2) 分類法の種類
第9回主題組織化(3) 日本十進分類法
第10回主題組織化(4) 件名とシソーラス
第11回小テスト
第12回書誌情報の作成
第13回書誌情報の提供
第14回ウェブ上での情報資源組織化
第15回まとめと試験