フランス語翻訳Ⅰ
担当者野澤 丈二教員紹介
単位・開講先必修  1単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングFRE-305

授業の概要(ねらい)

 フランス語のテキストを正確に読み込み、他者に対して的確な日本語に翻訳して伝えることを学びます。
 これまでの2年間で培ったフランス語の能力やフランス語圏に関する知識を背景として、仏文「和訳」から読者を念頭に置いた「翻訳」へと重点を移していきます。
 フランス語のテキストを解釈し自分の言葉で書き直していく作業が中心となるため、日本語の語彙や表現力なども同時に問われることになります。

授業の到達目標

 ① フランス語の文章をより正確に解釈する。
 ② 読者に伝わる読みやすい訳文を目指す。
 ③ フランス語からの翻訳を通じて、日本語への理解を深める。

成績評価の方法および基準

 授業内課題(30%)、期末試験(70%)、授業への積極参加などを総合的に判断して評価します。
 出席については減点方式をとり、5回の欠席で評価の対象外とします。遅刻は2回で欠席扱いとなり、交通機関の乱れなどによる遅延証明は2回まで認めます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特になし。
必要な場合には、授業内で適宜配布する。
教科書
参考文献
参考文献

準備学修の内容

 次の授業で扱うテキストを事前に繰り返し読んでくること。一文一文の翻訳のまえに、テキスト全体の性格や流れを掴むことを心がけてください。

その他履修上の注意事項

 フランス語を学び始めてから3年目に入ります。これまでとは違った壁が待っているはずです。途中で辛くなっても、授業には必ず出席し続けること。大学でフランス語を集中的に学べる最後の1年だと捉えて、ぜひ積極的に取り組んでください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回フランスの人口は今後も増えるのか?
第3回統計からフランス人を考える
第4回移民はどう変わったのか
第5回政教分離
第6回フランスの高等教育機関
第7回フランス経済の歩み
第8回社会階級は崩壊したのか?
第9回エリートの養成
第10回フランスの「サラリーマン」
第11回失業問題
第12回パリ郊外を考える
第13回フランスの文化外交
第14回全体に関する質疑応答
第15回まとめと試験