社会学(教職)
担当者居郷 至伸教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングESS-306

授業の概要(ねらい)

 この授業は、教員をめざす人に向けて、社会学的な見方や考え方を習得するために開講します。身近な学校に関係するさまざまな現象を、社会学という知的枠組みをつかって理解することを行ないます。特にこの授業において学んでほしいことは、これまで自明とされてきたものを、社会学的にみるとどうなるのかということを考えてみることです。さらに、そうした見方を社会で発生しているさまざまな現象にも応用していったもらいたいと思います。

授業の到達目標

➀ 学校などで見られる日常的な現象を社会学的方法で考えられること。
② 社会で発生している現象の理解に社会学的方法を適用できること。

成績評価の方法および基準

試験 60% 授業で説明した内容をもとにした知識、理解、論述力を問う。
平常点 40% 授業内での発言内容やコメントシートの提出状況といった授業への参加度。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない。
参考文献『学校って何だろう—教育の社会学入門―』苅谷剛彦(2005)筑摩書房

準備学修の内容

・授業に関連した内容に触れている文章やデータに目を通し、その内容の理解、論点となる箇所を把握しておくこと。
・授業内で適宜課す小レポートの作成に必要な情報を入手しておくこと。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション――授業の方針、評価の方法など(オンライン授業)
第2回社会学を学ぶ意義とは――学問的特徴を踏まえて
第3回社会学からみる教育――社会統制と個人の自由
第4回社会学からみた学校
第5回教育の成功がもたらした光と影――「学歴」に注目して
第6回家族と社会学――家族の社会的位置づけに注目して
第7回家族・子育て・介護の社会学
第8回授業中間まとめ(オンライン授業)
第9回職業・労働の社会学(1)――労働する身体への注目
第10回職業・労働の社会学(2)――多様化する雇用への問い 
第11回人間形成と社会学――社会化とライフコースを踏まえて
第12回生活空間をめぐる変化と社会学
第13回国民国家のゆらぎとエスニシティ
第14回これからの社会のゆくえと社会学
第15回授業総括と試験