担当者 | 木谷 厳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | LIE-203 |
英語で書かれた詩を学ぶなかで、英語による表現力への理解を深めるとともに、英語が使われている国・地域の文化についても学びます。また、中学校および高等学校での教職を志望する学生は、上記の内容を外国語科の授業に生かすことができるようにします。
この授業ではイギリスとアメリカを中心とする英語圏で書かれた詩や演劇について概説的に学びます。毎回、テーマとなる詩のジャンルや形式(韻律法など)について解説をしたのち、個別の詩の解釈について課題を出し、グループ・ディスカッションを通じて各人の意見を述べてもらいます。また、作品理解の補助として視聴覚資料も用います。
・ 英語圏の文学、とくに詩や演劇などの言語表現にみられる初歩的な韻律法についておおよそ理解し説明できる。
・ 英語で書かれた詩文学の代表的なジャンルについておおよそ理解している。
・ 詩の読解やその世界観を通じて、異文化と自国文化の差異に気づき、それぞれの美質をおおよそ理解し説明できる。
・毎回課される提出課題の成果 40%:各回のテーマとなる英詩読解のスキルを、英文学、英語圏文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・学期末の筆記試験の成果 30%:学期をつうじて学んできた英詩読解のスキルを、英文学、英語圏文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・平常点 30%:授業への参加・貢献度、受講態度(積極的かつ協調的に学ぶ態度等)の状況を基準とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は用いず、教員が自作の資料を毎回配布します。 | ||
参考文献 | 『英詩理解の基礎知識 』 | 志子田 光雄 | 金星堂 |
参考文献 | 『英詩の諸相――様式と展開』 | 石井 正之助 | 大修館書店 |
参考文献 | 『詩をどう読むか』 | テリー・イーグルトン (著)、川本 皓嗣(訳) | 岩波書店 |
参考文献 | 『詩をよむ若き人々のために』 | C・デイ・ルーイス(著)、深瀬 基寛 (訳) | 筑摩書房 |
以下のような準備学習課題を出します。この予習をもとに授業を進めますので、予習を怠ると授業の理解を深めらなくなります。
・一定量の韻文(英作文)課題(10回程度)
・配布資料や参考文献・資料の読み込みおよび視聴
・授業内容に関連する資料や文献等の自主学習
・より発展的な英語力が求められるため、本授業よりも先に「英語圏の文学 I」および「英語圏の文学II」を履修していることが望ましいです。
・毎回電子辞書ないしは紙の辞書を手元に用意してください。
・欠席および公欠の扱いについては、大学の規程にしたがいます。
・遅刻(授業開始時刻に着席していない)が複数回ある場合は、欠席としてカウントします。
・私語は厳に慎んでください。
・受講に際してとくに対応が必要な場合(病気や怪我、障害など)は遠慮なく申し出てください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 誰でも楽しめる英詩の魅力――イントロダクション(オンライン) |
第2回 | 童謡(nursery rhymes)の押韻――詩の形式とスキャンション(韻律分析) |
第3回 | 自然詩(1)――16世紀から20世紀まで |
第4回 | 自然詩(2)――イギリス詩と日本の和歌・俳句との比較 |
第5回 | 俳句の影響を受けた英詩――イマジズム (イメージ先行) の詩 |
第6回 | 直喩 (シミリ) と隠喩 (メタファー) について |
第7回 | 叙情詩 (抒情詩) の王道――ソネット (十四行詩) を味読する(前半) |
第8回 | 叙情詩 (抒情詩) の王道――ソネット (十四行詩) を味読する(後半) |
第9回 | オード(頌詩)について(1)――19世紀のロマン派詩人ジョン・キーツを中心に |
第10回 | オード(頌詩)について(2)――キーツの「ナイティンゲールに寄せるオード」を中心に |
第11回 | シェイクスピアの劇詩世界(1)――劇作家として |
第12回 | シェイクスピアの劇詩世界(2)――大詩人(The Bard)として |
第13回 | シェイクスピアの劇詩世界(3)――詩および劇に通底する人間讃歌 |
第14回 | 全体のまとめと詩作に挑戦 |
第15回 | LMSをつうじたレポート課題 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もある。 |