担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-212 |
「道徳教育の理論と指導法」の既習内容を基盤として、道徳科の授業を行うために必要な基礎的・基本的内容を講義及び模擬授業の実施を通して身に付ける。特に、道徳科授業を創るための理論を学修することによって、より即戦力としての教員の資質・能力を高める。
・道徳教育と道徳科授業の関係を明確にし、児童の発達の段階に応じた道徳科授業を創ることができる。
・道徳科授業における指導方法や詳細な留意点について理解し、模擬授業に生かすことができる。
・これからの道徳科授業の在り方や評価について説明できる。
・レポートおよび授業に臨む姿勢(40%)、学習指導案及び模擬授業試験(40%)、試験(20%)を総合して評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳 | 文部科学省 | |
教科書 | 『小学校教師の専門性育成』 | 帝京大学教育学部初等教育学科初等教育コース編 | 現代図書 2020年 |
参考文献 |
「道徳教育の理論と指導法」で作成した教材及び学習指導案を分析することができるよう準備しておくこと、また、学習指導要領解説の「特別の教科道徳編」の道徳科授業の指導方法に関わる内容を復習しておくこと、の二つについて進めておいて欲しい。
授業では、グループワークを中心に、道徳科学習指導案の検討・作成、模擬授業に必要な教材作成等を進める。グループでのディスカッションを基に自己の考えを深めることができるよう積極的かつ主体的な学びを大切にして欲しい。道徳教育及び道徳科の在り方について、教職を目指すために是非自分のものとして身に付けて欲しい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション (授業の内容と進め方、道徳教育と道徳科授業の基礎・基本について、LMSによる授業を行う) |
第2回 | 道徳科の授業づくりについて(学習指導案を作成するために、道徳科の目標と学習指導過程の考え方、それに即した指導方法の工夫の在り方等について理解する) |
第3回 | 道徳科学習指導案の作成①(各自が教材を持ち寄り、グループで協議し、教材分析と学習指導案の作成に取り組む) ・受講者数にもよるが、基本的には一人一模擬授業を実施することを念頭に、一人一人の学習指導案について意見交換をしながら作成作業を進める。 |
第4回 | 道徳科学習指導案の作成②(各自の教材について、グループで協議し、学習指導案を作成する) |
第5回 | 道徳科学習指導案の作成③(各自が作成した学習指導案について、グループで協議し、学習指導案の改善を進める) |
第6回 | 道徳科学習指導案の作成④(各自が作成した学習指導案についての中間報告会を行い、作成に関わる諸課題を明確にする) |
第7回 | 道徳科学習指導案の作成⑤(各自が作成した学習指導案で活用する教材教具の作成を進める。発達の段階に即した教材教具の在り方について理解を深めるとともに、具体的な板書計画を立てる) |
第8回 | 道徳科学習指導案の作成⑥(グループ内で、各自が作成したの授業の構想を、授業で使用する教材を含めて発表し合い、指導に関わる細かな配慮点等について検討する) |
第9回 | 道徳科模擬授業の実施と協議①(基本的には一人45分の授業実践を行い、改善等について協議する) ・実践した授業を映像等を通して振り返りながら協議し、成果と課題を明確にする。 |
第10回 | 道徳科模擬授業の実施と協議②(基本的には一人45分の授業実践を行い、改善等について協議する) ・実践した授業を映像等を通して振り返りながら協議し、成果と課題を明確にする。 |
第11回 | 道徳科模擬授業の実施と協議③(基本的には一人45分の授業実践を行い、改善等について協議する) ・実践した授業を映像等を通して振り返りながら協議し、成果と課題を明確にする。 |
第12回 | 道徳科模擬授業の実施と協議④(基本的には一人45分の授業実践を行い、改善等について協議する) ・実践した授業を映像等を通して振り返りながら協議し、成果と課題を明確にする。 |
第13回 | 道徳科模擬授業の実施と協議⑤(基本的には一人45分の授業実践を行い、改善等について協議する) ・実践した授業を映像等を通して振り返りながら協議し、成果と課題を明確にする。 |
第14回 | 模擬授業の総括として、これからの道徳授業に求められる指導の在り方について考える。(LMSによる授業を行う) |
第15回 | 授業のまとめ(各自の模擬授業を振り返り、成果と課題をまとめることにより、今後の改善点を明らかにする) |