考古学総合実習では、考古学の研究を進める上で必要となる遺跡探索・踏査、地形観察・測量、発掘調査、調査資料の整理・分析などの実践的知識と技術を学ぶことを目標とする。具体的には神奈川県高田貝塚出土の土器の資料整理をおこなう。高田貝塚出土資料は縄文時代前期の諸磯式期のものが中心であり、表面採集資料ではあるが、実測図の作成や写真撮影などの資料化をおこなうことで学術資料として利用可能なデータとすることには意義がある。期間は夏季休暇中の5日間を予定している(8月16~20日)。
1.遺跡踏査の準備、開始から終了までの手順、法的手続きを理解し、マネージメント能力を養う。
2.実習を通して遺物や調査地点の記録、測量器具操作方法、写真撮影方法の基礎的技能を修得する。
3.採集した遺物・石器材料の洗浄、注記、接合、図化作業をおこなう。
夏期の石器材料調査に参加し、調査結果をまとめたレポートによって評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『発掘調査のてびき』 | 文化庁文化財部記念物課監修 | 同成社 |
参考文献 | 『考古学調査・研究ハンドブックス』 | 1~3 雄山閣 |
対象とする遺跡あるいは時代の研究概要を事前に把握し、調査後は結果に関する検討、整理作業を行なうほか、多様な器材の取り扱い、準備、片付け、および実習前後の研究会等に積極的に参加すること。
実習前の説明会・準備会、および調査後の資料整理・研究会等に積極的に参加することを望む。それによって、発掘にかかわる技術だけではなく、考古学における研究・調査方法の概要を知り、法的手続きを含めた文化財マネージメントに関する知識の重要性を理解してほしい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 実際の作業は以下の通りとなる。 1.土器片の図化(断面実測) 2.拓本 3.断面実測図のトレース(デジタルトレース) 4.拓本と断面実測図のレイアウト 5.資料の写真撮影 |
第2回 | |
第3回 | |
第4回 | |
第5回 | |
第6回 | |
第7回 | |
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第9回 | |
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第12回 | |
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第15回 |