日本文化研究(マンガ・アニメーション)Ⅰ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-209

授業の概要(ねらい)

普段、何げなく見ている作品であっても、自分では気づかない作り手の工夫が数多くある。また、過去のさまざまなジャンルの作品を参考にしていたり、同時代の日本社会の在り方をも反映している。日本を代表する作品をセレクトした上で、日本のマンガ・アニメーションの独創性について考えていく。

授業の到達目標

1、作品から現代の日本文化の特徴を読み解く能力を身につける
2、日本と海外における作品の違いを把握することで、日本文化の独自性とは何かを考える能力を身につける

成績評価の方法および基準

期末レポート50%、平常点(毎回のリアクションペーパー)50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『マンガ・アニメで論文・レポートを書く  「好き」を学問にする方法』(2017)山田奨治編著ミネルヴァ書房

準備学修の内容

次回に取り上げる作者もしくは作品について、作品が制作された当時の社会的・政治的な出来事をメリックの書籍やネットを使って調べ、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。 

その他履修上の注意事項

・受講生の興味や著作権上の関係から、取り上げる作品を変更することもある。
・第15回目のオンライン回の実施日については、授業内で別途指示する。

授業内容

授業内容
第1回(オンライン回)マンガ・アニメーションを日本文化として捉えなおす
第2回政岡憲三『くもとちゅうりっぷ』 ―観察眼による写実的な描写
第3回大藤信郎の影絵アニメーション ―海外で評価された日本アニメーション
第4回東映動画の『白蛇伝』 
第5回海外との比較① フランス
第6回手塚治虫のリミテッド・アニメーション
第7回手塚治虫『鉄腕アトム』 
第8回出崎統によるリミテッド・アニメーション
第9回宮崎駿『ルパン三世 カリオストロの城』
第10回高畑勲の足跡
第11回押井守『攻殻機動隊』
第12回海外との比較② チェコ・スロバキア時代
第13回庵野秀明① 特撮からアニメへ
第14回庵野秀明② アニメから特撮へ
第15回(オンライン回)マンガとアニメーションー表現上の違い