マンガ文化論Ⅰ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-101

授業の概要(ねらい)

なぜ現代の日本でマンガが文化と呼ばれるレベルに至ったのかを考えるため、日本マンガの基礎を築いた作品を毎回取り上げていく。図版や時には映像を交えながら授業を進めていく。

授業の到達目標

1、マンガを単なる趣味ではなく、学術的な手段を用いて分析する能力を身につける。
2、作家の生い立ちや時代背景を踏まえることで、作品単体の分析では見えてこない、新たな読解力を身につける。

成績評価の方法および基準

期末レポート50%、平常点(毎回の授業におけるリアクションペーパー)50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『マンガ文化55のキーワード』(2016)竹内オサム・西原麻里編著ミネルヴァ書房

準備学修の内容

次回の授業で取り上げる作者と作品について、その作者が活躍した時代の社会的・政治的な出来事を図書館やネットを使って調べ、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。 

その他履修上の注意事項

・受講者の興味にあわせて取り上げる作品を変更することもあります。
・第15回目のオンライン回の実施日については、授業内で別途指示する。

授業内容

授業内容
第1回(オンライン回)文化としてのマンガとは?
第2回手塚治虫1 『新宝島』に見る映画的なもの
第3回手塚治虫2 科学への警鐘としての『メトロポリス』
第4回手塚治虫3 『アトム大使』から『鉄腕アトム』へ
第5回手塚治虫4 命とは何か?-『火の鳥』
第6回手塚治虫5 命とは何か?ー『ブラックジャック』
第7回海外との比較 ―アメリカのコミック
第8回石ノ森章太郎 ―師を超えた存在
第9回赤塚不二夫 ―ギャグマンガ
第10回赤塚不二夫 ―少女マンガ
第11回藤子F不二雄
第12回藤子不二雄A
第13回水木しげる
第14回松本零士
第15回(オンライン回)復元されたトキワ荘に潜入!