担当者 | 粟倉 大輔教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ECH-201 |
経済史とは、経済生活(人間の生存・発展に関わる基礎的な活動)の歴史である。この経済生活とは、日本を含む世界のどの地域でも、またどの時代においても、人間にとって必要不可欠なものといえよう。この流れをたどっていくことは、現代の経済システムが構築されてきたものを振り返り理解することでもある。以上の点を踏まえて、本講義では、江戸時代から明治時代にかけての経済史を取り上げる。国内経済の動きが中心となるが、それ以外にも、海外の情勢や日本との関係など経済活動の背景に起こった動きについても解説する。
①江戸時代から明治時代にかけての経済の動きとその変化はもちろん、それらを取り巻く政治的・社会的動きについても把握し説明できるようにすること。
②現代の日本経済をめぐる諸問題についても考察する力を養うこと。
③歴史は単なる過去の事象ではなく、現代に生きる我々にも関係しているものであると認識すること。
小テスト(全3回を予定):30%
最終試験:70%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 日本経済史1600-2015 歴史に読む現代 | 浜野潔・井奥成彦ほか | 慶應義塾大学出版会、2017年 |
参考文献 | 授業内で適宜紹介する。 |
こちらで作成するレジュメをもとに授業を進める。内容は時系列で進んでいくので、レジュメの読み返しといった前回の復習は必須となる。また、毎回配布するレジュメには、内容に関係するキーワードを5~7個設定するので、その意味するところをしっかり理解・復習しておくようにすること。
高校卒業時点での日本史の知識が必須となる。それを前提に授業を進めていくので、そのことを踏まえて履修を判断すること。また、「経済史概論」・「西洋経済史」・「アジア経済史」・「日本史概説」などについても履修しておくことが望ましい。
なお、全15回のうち、第1回と第14回については、LMSにコンテンツを掲載するオンライン授業となる。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:日本経済史Ⅰの課題 |
第2回 | 石高制と農村 |
第3回 | 都市と全国市場の形成 |
第4回 | 「鎖国」下の貿易 |
第5回 | 元禄から享保へ |
第6回 | 幕府と諸藩の改革 |
第7回 | 明治政府の経済政策 |
第8回 | 諸産業の展開 |
第9回 | 「開港」の影響 |
第10回 | 経済成長と労働問題 |
第11回 | 産業革命①:製糸・綿紡績・インフラ |
第12回 | 産業革命②:金融保険・重化学工業・農業・織物 |
第13回 | 対外戦争と「戦後経営」 |
第14回 | 日本と欧米・アジア |
第15回 | 全体のまとめ |