日本文化概論Ⅰ
担当者保田 那々子
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングHIT-101

授業の概要(ねらい)

年中行事や通過儀礼の成立には、対外交流や宗教、政治的思惑など多くの要素を孕んでいる。前期は平安時代の儀式書を中心として、現代までに途絶したものも含めた生活文化や儀礼・行事を取り上げ、その変遷と意義を考察する。

授業の到達目標

・平安時代の儀礼や行事が何のために行われていたか理解し、説明できる。
・現代の年中行事等との共通点・相違点が説明できる。
・平安時代の貴族文化の形成過程が説明できる。

成績評価の方法および基準

・期末レポート40%
・小テスト30%
・リアクションペーパー30%

※全体の60%以上で合格=単位獲得
※期末レポートよりも通常の授業での学習成果を重視する
※期末レポートを提出しないと単位がとれないが、期末レポートだけを頑張っても単位がとれない
※小テストとリアクションペーパーの実施方法は初回授業で告知する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書・参考図書は使用せず、プリントを配布する。
参考文献

準備学修の内容

・授業のプリントやノートを読み返し復習するとともに、現在の暮らしとの繋がり・隔たりを意識して生活する。
・毎回の授業で紹介する参考図書を読み、期末レポートに備えておく。

その他履修上の注意事項

質問やリアクションペーパーを通じての積極的な授業への参加を期待する。
私語など、他の学生の授業参加の妨げとなる行為がある場合、退出を命じることがある。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回儀礼の基礎
第3回ハレとケ
第4回平安京案内、官位制度
第5回儀式書・古記録の基礎
第6回仏教と神道の儀礼・行事
第7回ケガレと物忌
第8回暮らしの中の迷信
第9回年末~正月前半の儀礼・行事
第10回正月後半の儀礼・行事
第11回天皇代替わりの儀礼①譲位・剣璽渡御
第12回天皇代替わりの儀礼②即位式
第13回天皇代替わりの儀礼③大嘗祭
第14回まとめ
第15回【LMSでの追加授業】伊勢神宮と斎宮の儀礼(掲載時期は初回授業で告知する)