国際関係論Ⅰ
担当者渡邊 啓貴教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングINR-201

授業の概要(ねらい)

 国際関係論の基本的概念・理論・歴史を理解したうえで、米欧関係と日米関係を比較し、今日の日本外交について論じる。日米と米欧関係を比較した議論は大変少ないので、グローバルな視点から日本外交を考えるうえで有益な授業である。ソフトパワーについて強調する。

授業の到達目標

国際関係の理論の基礎を全般的に理解し、戦後の国際社会の流れについて基本的知識を養成し、日本外交につい て考察する。

成績評価の方法および基準

定期試験・出席などによる総合評価

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書国際関係学滝田賢治・大芝亮・都留康子有信堂
参考文献『アメリカとヨーロッパ』 渡邊啓貴中央公論新書

準備学修の内容

概論としては少し難しい授業となるが、予習・復習に努めること

その他履修上の注意事項

適宜出席を取ったり、ペーパーを提出してもらう。

授業内容

授業内容
第1回国際関係とは何か  
21世紀の国際社会秩序
第2回国際関係の理論の概説と基礎概念 ①国際社会の特徴、 主権
第3回②パワー、バランスオブパワー
第4回③リアリズムとリベ ラリズム、複合的相互依存・レジーム論
第5回④世界システム、ヘ ゲモニー論、コンストラクテイビイズム
第6回冷戦の歴史 ① 冷戦の起源と定義・戦後秩序の構築
第7回冷戦の歴史 ②冷戦の制度化・緊張緩和相互依存
第8回冷戦の歴史 ③新冷戦から冷戦終結へ
第9回冷戦の終結とポスト冷戦体制 ①湾岸戦争から新国際秩序の試み
第10回冷戦の終結とポスト冷戦体制 ②9.11以後の世界
第11回地域統合の時代 ①統合の理論と欧州共同体
第12回地域統合の時代 ②グローバリゼーションと国際協力  東アジア共同体
第13回グローバル・ガバナンス/人間の安全保障
第14回現代の国際秩序  多極構造と多国間主義の地域統合(勢力圏)
第15回まとめと期末試験