法学Ⅱ
担当者長谷川 陽子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングLAW-102

授業の概要(ねらい)

この授業では、国際化の中における人権問題を、グローバルな視野から考察します。人権とは何か、なぜ人権が必要なのか、その問いに答えるために具体的な人権問題を取り上げ、実状と課題とを明らかにします。これから私たちが社会で生きていくうえで直面する人権問題に向き合い、今後の人権保障のあるべき姿を模索していきます。

授業の到達目標

①具体的な人権問題の現実状況を認識することができる。
②人権問題を身近な問題として捉え、向き合い、取り組む姿勢を養うことができる。

成績評価の方法および基準

学期末の論述式試験を中心に評価します。出席確認を兼ねた感想シートを配布し、内容に応じて加点します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『ハンドブック 国際化の中の人権問題』 第四版上田正昭編明石書店
参考文献適宜プリントを配布し、参考文献を紹介します。

準備学修の内容

授業で扱った教科書の箇所とプリント内容などを次回授業までに復習として再読しておいてください。
授業で取り扱うトピックに関するニュース記事などを読んでおいてください。

その他履修上の注意事項

内容の連続性から法学Ⅰと継続して受講することが望ましいです。
講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当の場合には退室をお願いしています。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:授業の概要と進め方 「人権とは何か」:法学Ⅰとの関連
第2回国際人権保障:システムと役割
第3回マイノリティと人権:マイノリティの問題とは何か
第4回外国人と人権:新来外国人と定住外国人(1)
第5回外国人と人権:新来外国人と定住外国人(2)
第6回難民と人権:難民問題における人権侵害と人権保護
第7回同和問題と人権:同和問題の概要と展開 (1)
第8回同和問題と人権:同和問題の概要と展開 (2)
第9回障害者と人権:障害者問題と取り組み
第10回高齢者と人権:社会福祉思想の過去
第11回高齢者と人権:社会福祉思想の現在
第12回女性と人権:女性の権利としての人権(1)
第13回女性と人権:女性の権利としての人権(2)
第14回子どもと人権:世界の子どもと人権
第15回まとめと振り返り