担当者 | 田中 佑季教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | FUL-101 |
私たちの社会には、その秩序を維持するものとして「法」が存在し、「法」は私たちの社会生活を規律しています。私たちはこの「法」を社会で守るべきルールとして認識しており、私たちの生活と法は非常に深い関わりを持っています。また、個人の権利侵害などにより紛争が生じた場合、紛争解決の方法として「裁判」などの制度が存在しています。法は、紛争解決の役割も果たしており、私たちが法を知ることは非常に重要なことであると言えます。
この授業では、「法と裁判」に焦点をあて、我が国における法や裁判制度の枠組み及び紛争解決方法に関する基本的な知識を修得し、実際に紛争に直面した場合の対処方法について考えることができる思考力を養うことを目的とします。授業では、法と裁判について、身近な事柄から具体例を用いて分かりやすく解説していきます。また、近年の重要判例にも触れながら、現代社会における法や紛争解決について検討し、現代社会における裁判をめぐる問題についても考察を試みます。
①法の基本的枠組みを理解し、説明することができる。
②裁判制度の枠組みとその手続を理解する。
③裁判員制度について理解する。
④紛争が生じた場合の解決方法を自身で考えることができる。
⑤現代社会における法や裁判をめぐる課題について、自身で考察することができる。
期末試験、小テスト/リアクションペーパー(数回実施予定)により総合的に評価します。
*初回授業の際に詳しく説明します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『現代の裁判[第7版]』 | 市川正人・酒巻匡・山本和彦 | 有斐閣、2017年 |
参考文献 | 『法の世界へ[第8版]』 | 池田真朗・犬伏由子・野川忍・大塚英明・長谷部由起子 | 有斐閣、2020年 |
参考文献 | 最新版の六法 など | ||
参考文献 | *初回授業の際に詳しく説明します。 | ||
参考文献 | *各回授業レジュメを配布する予定です。 |
①各回の授業で提示する次回の授業内容について、教科書や参考書などを使用しながら予習を行い、概要を把握しておくこと。
②授業で説明した内容について、レジュメや教科書、参考書などを使用しながら復習をし、理解を深めること。
①受講する際には、六法(いずれも可)を必ず参照してください。
②授業内容を十分に理解するため、積極的に授業に臨み、各回の授業内容について十分な復習を行って理解を深めてください。
③日頃から新聞やテレビのニュースなどに触れ、社会の問題に関心を持つと良いでしょう。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス、イントロダクション-「法学」とは、法へのアプローチ |
第2回 | どのような法があるのか?-法の体系、法と裁判の役割とは |
第3回 | 法と裁判(1)不法行為と法 |
第4回 | 法と裁判(2)家族関係と法 |
第5回 | 法と裁判(3)犯罪と法 |
第6回 | 法と裁判(4)憲法と統治/基本的人権 |
第7回 | 裁判所制度と法律家 |
第8回 | 裁判制度(1)民事裁判 |
第9回 | 裁判制度(2)刑事裁判 |
第10回 | 裁判制度(3)刑事裁判と裁判員制度①裁判員制度の概要 |
第11回 | 裁判制度(4)刑事裁判と裁判員制度②裁判員の役割 |
第12回 | 裁判制度(5)違憲審査制 |
第13回 | 裁判制度(6)違憲審査と法改正 |
第14回 | 現代的課題—国民の司法参加など |
第15回 | まとめ *以上の授業内容及び順序は、授業の進行状況によって変更する場合があります。 *計2回分の授業(第1回授業を含む)についてはオンライン授業を実施します。オンライン授業の日程などの詳細は授業の中で説明します。 |