担当者 | 森脇 愛子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [文学研究科 臨床心理学専攻] | |
科目ナンバリング |
臨床心理学的な実践と研究とは、相互に独立したものではなく、研究は、フィールドでの実践とも深くかかわるものといえる。多様な研究アプローチが発展・展開してきており,どのようなことを調べたいと考えるのか、その目的に合わせたアプローチを適切に選び、実施することが求められる。また、そのアプローチ内容や方法が倫理的にふさわしいものなのかについても入念に検討をして試みることが大切である。
本授業では、臨床心理学的な研究のアプローチとしてどのようなものがあるのかを理解した上で、先行研究としての論文の精読・発表・討議もおこなう。心理臨床にかかわる論文であれば、その中で、どのような点に注目し、問題意識をもち取り組まれているのか、先行研究との違いはなにか(オリジナリティは何か)、目的に対して、どのような方法が試みられ、どのような点から妥当といえるのか、その領域におき、論文がどのように位置づけられるのか、現象としてどのようなことと関連づけて考察することができるのか(実施に起こっている現象とどのようにむすびつけて理解するのか)、限界となっていることは何か、さらにそこから新たな研究に発展させどのようにつなげていくのかを、論文の精読を通して学ぶことが可能である。さらに、研究計画についても,プレゼンテーション・討議する機会を通し,学びを深め,自らの修士論文執筆等にも結び付けていってほしいと考えている。
関心のあるテーマについて、複数の先行研究から深く掘り下げて考え、自ら取り組むべき研究テーマとして設定し、その研究目的にふさわしい方法の選択、結果・考察へと自ら研究遂行を試みてほしい。
授業内での発表とディスカッションをもとに評価する予定である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 適宜紹介する | ||
参考文献 | 適宜紹介する |
文献の検討会、修士論文の研究内容の発表についてなど、発表に向けてしっかりを準備してのぞむことがもとめられる。
進行状況にあわせて授業内容・順序は、変更が生じる場合もある。他の人の迷惑になるような行為をおこなわないこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | これまで学んできた心理学的な研究と今後の展望について考える |
第3回 | 研究の方法論ー研究アプローチ,研究法,量的研究,質的研究について |
第4回 | 未定 |
第5回 | 論文の問題・目的とは何か、どのように書くのか、倫理とはどのようなことかについて学ぶ |
第6回 | 論文の精読・発表を通して、研究法を学ぶ |
第7回 | 論文の精読・発表を通して、研究法を学ぶ |
第8回 | 論文の精読・発表を通して、研究法を学ぶ |
第9回 | 論文の精読・発表を通して、研究法を学ぶ |
第10回 | 論文の精読・発表を通して、研究法を学ぶ |
第11回 | 研究計画・関連論文の発表・討議を通して自らの研究を精緻化する |
第12回 | 研究計画・関連論文の発表・討議を通して自らの研究を精緻化する |
第13回 | 修研究計画・関連論文の発表・討議を通して自らの研究を精緻化する |
第14回 | 研究計画・関連論文の発表・討議を通して自らの研究を精緻化する |
第15回 | まとめ |