担当者 | 中村 楼蘭 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | POL-101 |
政治学の基礎として4つの事項を講義します。
1.政治、政治学、国家、主権、政府、革命といった基礎的用語の意味。
2.デモクラシー(民主主義、民主制)の仕組みと歴史。
3.デモクラシーを支える原理・原則(国民主権、基本的人権、法の支配、権力分立等)。
4.デモクラシーに影響を及ぼした思想(社会主義、マルクス主義)。
政治学の知識を修めるとともに、デモクラシーを基軸に据えた民主政治がかけがえのない大事な存在であることを認識していただくことを目指します。
単位取得時に①政治を深く理解したうえで、日本の民主政治について意見を述べることができる。
中間試験と期末試験の得点を加算し、平均して成績をつけます。各試験の成績評価における比重は同一(50%ずつ)です。資料等の試験会場への持ち込みは原則不可です。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | セメスターの初期に専用のプリントを配付します。A4判サイズで40枚程度配付する予定です。 | ||
参考文献 | 『現代政治学小辞典(新版)』 | 阿部齊他編 | 有斐閣 |
授業に出席する前に専用プリントをよく読み、政治に関連する用語をプリントの所定の範囲から三つ抽出し、それらの意味を調べて下さい。それらの意味を解説したレポートを授業のはじめに提出してもらいます。
授業への出席を優先し、全てのプリントを受け取り、二つの試験を受けて下さい。
出席の際は、学生証を必ず携帯し、リーダーにタッチして下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス (第1講)政治と政治学の定義、政治学の研究状況を学ぶ。 |
第2回 | (第2講)政治学の基礎的概念である対立と紛争、戦争と革命、国家、主権、権力、政府等について学ぶ。 |
第3回 | (第3講)デモクラティアとデモクラシーを学ぶ。 |
第4回 | (第4講)自然権思想、ホッブズの社会契約説を学ぶ。 |
第5回 | (第5講)ロックの社会契約説を学ぶ。 |
第6回 | (第6講)ルソーの社会契約説を学ぶ。 |
第7回 | 中間試験。 (第7講)基本的人権の近代的起源、自由権から社会権への発展について学ぶ。 |
第8回 | (第8講)第二次世界大戦後の新しい人権の概容、人権と民主政治の関係を学ぶ。 |
第9回 | (第9講)法の支配の原則を学ぶ。 |
第10回 | (第10講)権力分立の定義と近代的起源を学ぶ。 |
第11回 | (第10講続)民主主義国(アメリカ)の権力分立状況、行政国家化の問題を学ぶ。 |
第12回 | (第11講)初期社会主義の概容を学ぶ。 |
第13回 | (第12講)マルクス主義の特徴(初期社会主義との相違)、概容(史的唯物論、資本主義社会に対する分析)を学ぶ。 |
第14回 | (第12講続)マルクス主義の概容(共産主義社会)、民主政治への影響を学ぶ。 |
第15回 | (第12講続)マルクス主義との比較を通じて社会民主主義の概容を学ぶ。また、社会主義の民主政治への影響を学ぶ。 |