グローバルスタディーズ入門Ⅱ
担当者大塲 麻代教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングINR-102

授業の概要(ねらい)

今日、私たちの生活はグローバリゼーションの影響を大きく受け、日常生活において諸外国との結びつきを強く感じないではいられません。他方、私たちはある製品が如何にして作られ、また現地の人びとと如何に繋がり、その人びとがどのような生活を送っているか知ることは少ないのが現状です。本授業では、現地の人びとの日常を理解するとともに、如何に地球の裏側の人びとと繋がり相互扶助の関係にあるかを学んだ上で、今日の世界と私たちが遭遇する課題について論理的に思考していきます。具体的には、フェアトレードを通じて世界の裏側の人びとの日常を知り、児童労働問題への理解を深めるとともに、世界との繋がりを知ることで、フェアトレードの利点と課題を考えていきます。敢えて批判的に捉えることで、物事を多角的・複層的に考察する視点を養います。受講生には発言が多く求められる授業です。

授業の到達目標

1)フェアトレードの概略を説明できる
2)フェアトレードの利点と課題を他者に説明することができる

成績評価の方法および基準

積極的な授業参加(25%)、授業中の発言(25%)、期末テスト(50%)で総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし(プリント配布)
参考文献「フェアトレードビジネスモデルの新たな展開―SDGs時代に向けて」長坂寿久(編)明石書店
参考文献その他適宜紹介

準備学修の内容

グローバル問題に関心を持ち、ニュースを聞き素養を高めるとともに、学期末試験にも日頃から備えること。

その他履修上の注意事項

授業計画は変更することもあります。授業には積極的な姿勢で臨み、質問・発言を多くする学生の参加を求めます。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(授業の目的、15回の流れ、成績評価など)
持続可能な開発(SDGs)について(1)
第2回持続可能な開発(SDGs)について(2)
第3回フェアトレードの定義
第4回フェアトレードの変遷
第5回カカオと児童労働について①
第6回カカオと児童労働について②
第7回フェアトレードの構図
第8回フェアトレード:生産者の立場
第9回フェアトレード:仲介業者の立場
第10回フェアトレード:消費者の立場
第11回フェアトレード:利点と課題点(議論)
第12回フェアトレード:利点と課題点(発表)
第13回フェアトレード再考
第14回グローバル化社会と私たちの日常
第15回学期末試験