芸術と社会貢献Ⅱ
担当者大貫 真寿美教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングARL-102

授業の概要(ねらい)

 「芸術」というものは「個人の想いや考え感情を表現する」ものだけと捉われがちであるが、「共有する想いを元に制作する」「制作することによって想いを共有する」ということも可能である。本講では「個人が制作したものを社会に役立てるてだて」を考える。そして、ワークショップを計画し実践をしてゆく。また、イベントを盛上げるために作品を制作するなど「芸術が社会にできること」を探し、個人の表現だけにとどまらず、発信してゆくことを考え実行してゆく。帝京大学幼稚園との協働授業(ワークショップ)を3回授業内で行う。ワークショップ前には授業内において様々な用具材料の検討を行い、園児とのワークショップを計画する。ワークショップによってコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上も目指してゆく。社会人として必要となる能力(ジェネリックスキル)の獲得をめざす。後期は前期の学びを生かし、さらに自分たちの学びによりワークショップの内容を考察し精査する。また、人間文化学科の特徴などをまとめた雑誌を個々で制作し、その雑誌で人間文化学科のアピールし社会貢献をしてゆく。
※コロナ感染予防の観点から対面のワークショップが実現不可能の場合は、動画・作品の往来によるワークショップにより、上記の内容を創意工夫しながら進める。

授業の到達目標

 芸術を通じての社会貢献を考え、その方法を提案できるようにする。コミュニケーション能力プレゼンテーションの能力の向上。次年度への橋渡しができる活動・提案をする。ジェネリックスキルを獲得する。雑誌「芸術と社会貢献」を作成し人間文化学科のアピールができるようになる。

成績評価の方法および基準

毎回のディスカッション20%・幼稚園でのワークショップでの活動の様子50%・制作およびレポート30%
ワークショップ2回欠席した場合、単位の取得は認めない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『子どもの造形表現 第2版』北沢昌代 畠山智宏 中村光開成出版
参考文献

準備学修の内容

 世の中がどのような状況にあるかを常に把握する努力をする。
 ワークショップ前には内容を理解しておくこと
 ワークショップ後にはレポートを作成すること。
 ワークショップに活用できる内容を調べ、提案できるようにすること。

その他履修上の注意事項

 常に物を考えること。社会の問題点に関心を持つこと。自分ができることを考えること。
 ※帝京大学幼稚園とのワークショップの際には、服装・言動・立ち振る舞いにも気をつけること。
 ※教職希望者は特に履修すること。

授業内容

授業内容
第1回LMSによるオリエンテーション
幼稚園への挨拶と希望調査
第2回雑誌「芸術と社会貢献」制作①
第3回前期のワークショップの反省と提案の中から活動内容を決める
第4回ワークショップで行う制作試作と計画の再考
第5回ワークショップ実技・ワークショップ①
第6回ワークショップの学びと反省
第7回雑誌「芸術と社会貢献」制作②
第8回幼稚園からの希望を訊き内容を検討する
用具・材料の確認
試作し制作への理解を深める
第9回ワークショップ計画②
第10回ワークショップ②
第11回ワークショップの学びと反省
第12回ワークショップ計画
第13回ワークショップ③
第14回ポートフォリオ制作
第15回まとめと提案プレゼンテーション