担当者 | 佐々木 沙和子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | SWS-302 |
社会的養護の支援が必要な子どもの多くは、虐待や不適切な関わりの経験から、心身に様々な困難を抱えています。支援を必要とする子ども達を取り巻く様々な状況を学びながら、保育者・支援者(施設保育士)として求められる専門性を知り、社会的養護の基本理念である「子どもの最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」ということについて学びます。
社会的養護が必要な子どもへの理解を深める。
具体的な事例を通して社会的養護の実際を学ぶとともに、子どもの生活への支援のあり方を学ぶ。
施設入所時の対応から、日常生活の支援、治療的支援、自立への支援、アフターケアまでの自立支援計画について理解する。
家族への支援、地域とのかかわりについての実際を理解し、認識を深める。
社会的養護にかかわる職員の専門性及び職員のチームワークと技術について理解する。
授業への出席・参加状況(30%)、授業内の演習等への取り組み(30%)、授業内レポート・課題レポート等(40%)を総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 毎回の授業で資料を配布します。 | ||
参考文献 | 社会福祉小六法 | ミネルヴァ書房編集部 | ミネルヴァ書房 |
社会的養護に関連する書籍やニュース等に目を通し、自分なりの考えを持っておきましょう。
また、自身の経験や実習体験と照らし合わせて考えていくことも必要ですので、実習での学びを実習日誌等からまとめておきましょう。
この授業は、演習やグループワークを多く取り入れるため、自発的・積極的な参加を期待します。
また、自ら感じ考えること、それを他者に伝えることから多くの視点を学んでほしいと思います。
児童虐待は遠いどこかで起きていることではなく、自分の身近にも起こりうるものとして考えることで、幼児教育・保育者としての意識を高める一助としてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 社会的養護を必要とする子ども達について |
第2回 | 子どもの権利擁護について |
第3回 | 施設入所から始まる支援 アドミッションケアについて |
第4回 | 日常生活支援 インケア、自立支援計画について |
第5回 | 愛着障害・虐待を受けた子どもへの支援のあり方について |
第6回 | 子どもへの関わり 援助と支援、自立支援について |
第7回 | 治療的支援について |
第8回 | 自立支援計画と内容及び支援の実際について |
第9回 | 家庭関係調整・家庭支援について |
第10回 | 他職種連携、他機関連携について |
第11回 | リービングケア・アフターケアについて |
第12回 | リスクマネジメントについて 被措置児童等虐待(施設内虐待)の防止 |
第13回 | 外部講師 「社会的養護が必要な子どもの生活と支援の実際について」 |
第14回 | 施設保育士の専門性について |
第15回 | 社会的養護の支援が必要な子どもへの支援について考える(まとめ) |