幼児の教育
担当者平沼 晶子教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングEDU-103

授業の概要(ねらい)

 本科目は教育について学んでいくための導入として、まず子どもとはどのような存在かを考え、次に子どもの発達にふさわしい教育・保育について学ぶ。授業では、幼児の教育に関する事例や映像を通してディスカッションを行い、受講生一人ひとりが自身の「子ども観」「教育観」を考え続ける姿勢を養っていく。

授業の到達目標

①子どもの発達の道筋を説明できる。
②子ども理解のための柔軟で豊かな目を養う。
③一人ひとりの子どもの健全な発達を促すための教育・保育のあり方を理解することができる。

成績評価の方法および基準

授業内提出物・小レポート(50%)、期末課題(50%)で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『実践・発達心理学』青木紀久代編みらい
参考文献『たのしく学べる乳幼児の心理』櫻井茂男・岩立京子編著福村出版
参考文献『新・乳幼児発達心理学』繁多 進監修福村出版
参考文献『3歳から6歳:保育・子育てと発達研究をむすぶ(幼児編)』神田英雄著ちいさいなかま社

準備学修の内容

①各回の授業で学んだ内容をノートにまとめて復習をする。
②日常的に子どもに関心を持ち、目にしたエピソードを書きとめて授業内で発表する。

その他履修上の注意事項

 授業では、事例を読んだり映像を視聴しながら、受講生同士が意見交換を行うことを大切にしているため、共に学び合う姿勢をもって取り組んでもらいたい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:授業概要・授業の進め方と注意事項 (オンライン授業)
子どもとはどのような存在か・教育とは何か
第2回生後1年間の身体の育ちと運動機能の発達
第3回赤ちゃんがもつ様々な能力
第4回周囲との関わりの中で育つ心
第5回愛着:特定の人との間に形成される情緒的絆
第6回愛着形成に関わる事例を読み解く
第7回愛着形成に関わる事例の考察・ディスカッション
第8回自己概念・自己評価の発達
第9回幼児の知的発達と学びを支える環境
第10回仲間遊びを支える人と関わる力
第11回(オンライン授業)社会性の発達に関わる事例を読み解く
第12回社会性の発達に関わる事例の考察・ディスカッション
第13回乳幼児期の遊びを通しての学び
第14回乳幼児の保育・教育における保育者の役割
第15回全体のまとめと確認 再考:子どもとはどのような存在か・教育とは何か