担当者 | 上田 憲一郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ECP-301 |
少子高齢化が進み、厳しい財政状況にある日本では、これからの社会保障をどのような形にしてゆくのか、真剣に考えるべき時期にきています。
今後の社会保障の形については様々な意見がありますが、真に持続可能な形を目指していくというポイントが重要と考えられます。
また、社会保障のあり方を考える上では、背景となる文化や生活様式、考え方や価値観、経済や社会の状況等を十分に考慮することも大切です。
本講義では、社会保険の中で特に年金保険(公的年金)を取り上げます。また、老後所得保障としての企業年金や個人年金について概要を学び、その課題を考えていきます。
なお、具体的事例について、外部の専門家を招聘して講演を実施することも検討します。
◆本講義は対面授業を基本としますが、新型コロナの状況等によっては、数回程度(5回以内)の講義をLMS講義とする可能性があります。
(初回授業と14回目の授業はLMSによる実施になります)。
◆新型コロナ感染症の状況によっては、授業内容や項目、授業の実施形態が大幅に変更となる場合があります。
公的年金や企業年金・個人年金の概要を習得、理解するとともに、その課題と解決の方法を主体的に考え、議論できるレベルを目指します。
期末テスト50~70%
中間テスト20~40%
講義の中での課題、確認テスト、リアクションペーパー等10~30%程度
この他、出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
*以上の評価を総合した結果、満点の点数の60%以上を得点した学生に対して、単位を付与します。
(履修者数や受講状況を勘案の上、評価方法や比率を見直すことがあります)。
なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外としますので、十分に認識してください。
*6回以上の欠席者は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外とします。(30分以上の遅刻、授業終了時刻30分以上前の早退は欠席扱いとします)。
対象者は、適宜、授業の際に教室に張り出しますので、各自で確認してください。
**受講態度の不芳な学生にはその場で退席を命じます。
退席となった学生は、成績評価の対象外とします。救済措置等は一切ありませんので、十分、認識してください。
◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は当該授業について欠席扱いとし、
最終評価から減点します。
◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。
*授業や試験に関する重要な連絡事項や注意事項をLMSに掲載することがありますので、随時、LMSをチェックするようにしてください。
「見ていない」「知らなかった」等の申し出には、一切、対応できませんので、十分、ご注意ください。
◇なお、新型コロナ感染の予防のため、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定としますので、予め、ご承知ください。
◇新型コロナの感染状況、履修者数や履修者の理解度の進捗によっては、講義項目や内容を見直すことがあります。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
厚生労働省社会保障審議会の議事録や添付資料など、目を通してください。
また、日本経済新聞や経済専門誌の社会保障、社会保険に関連する記事には目を通してください。
授業中は、私語や携帯での通話は厳禁です。
授業中は携帯の電源を切るか、マナーモードにしてください。
◆上記の成績評価に関する留意事項を十分、認識した上で履修してください。
◆なお、社会保険論ⅠとⅡは、密接に関連していますので、通年での履修を原則とします。
◆授業で使用する資料は、事前にLMSに登録します。受講生は事前に閲覧して予習したうえで、各々で印刷した資料を持参して授業に臨んでください。
◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は当該授業について欠席扱いとし、最終評価から減点します。
◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。
◇なお、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定としますので、予め、ご承知ください。
◇新型コロナ感染症の状況や、履修者数・履修者の理解度の進捗等によっては、講義内容を見直すことがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(LMSによる授業) |
第2回 | 年金問題への理解 年金広報の現状や、いわゆる「2000万円問題」、その他、年金を巡る状況を概観する |
第3回 | 年金保険の概要 日本の社会保障の中での年金保険の位置づけ、日本の年金制度の全体像と特徴について |
第4回 | 国民年金 国民年金の概要について |
第5回 | 厚生年金保険 厚生年金保険の概要について |
第6回 | 公的年金のまとめと中間テスト |
第7回 | 公的年金と私的年金の役割分担、私的年金の概観 老後所得補償における公的年金と私的年金の役割分担論を考える |
第8回 | 厚生年金基金と適格退職年金 かつて主要な「企業年金」であった2つの年金の果たした役割を考える |
第9回 | 確定給付企業年金 確定給付企業年金の概要を学ぶ |
第10回 | 確定拠出年金(1) 確定拠出年金の概要について |
第11回 | 確定拠出年金(2) 確定拠出年金の諸課題と対応 |
第12回 | 確定拠出年金(3) 投資教育、制度改正と今後の方向性、iDeCo(個人型確定拠出年金)について |
第13回 | 企業年金の諸課題(1) 受託者責任について |
第14回 | 企業年金の諸課題(2) 年金ガバナンス、ESG’s投資、退職給付会計など、企業年金を巡る新しい課題について(LMSによる授業) |
第15回 | 講義の総まとめとテスト |