担当者 | 上岡 真紀子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | LIH-204 |
学校図書館は、学校の中で行われる教育活動のすべてに関わりを持つ。司書教諭は学校図書館運営の中核を担い、学校図書館活用教育を推進するリーダーとなることが求められる。この講義では、学校全体の教育活動の視点から、司書教諭として活動する際に必要な基本的な事項(学校図書館の役割、機能、活動など)を把握することをねらいとする。授業内では,テーマごとにグループディスカッションを行い,クラスで意見交換と共有を実施します。また,授業後半では,学校図書館活用事例を全員に発表してもらい,現状と課題を検討します。
*オンラインでは,グループディスカッションは行わず,個人による発表のみを行います。
これから学校図書館について学んでいく上で最低限押さえておくべき知識や考え方を理解すること、学校図書館を活用した教育について自分なりの考えを持てるようにすることを目標とする。
・現在の学校教育をめぐる課題を踏まえながら、司書教諭の役割について自分の考えを説明できるようになる。
・学校図書館の現状と課題を説明できる。
・学校図書館の運営に必要な考え方と内容(学校図書館の役割、学校図書館法の内容、学校図書館の運営方法、学校図書館活用教育の意義と内容など)を説明できるようになる。
試験(80%)、発表(20%)、授業への貢献度(ディスカッションへの積極的参加、質問内容等)も必要に応じて考慮する。
*オンラインでは,全ての回の視聴と課題提出(遅れても提出すること)を単位の条件とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
・自身の通った小学校、中学校、高校の学校図書館の様子を振り返り、どのような工夫がなされていたか、どのような点に課題があったかを考えておくこと。
・履修年度に教育実習に行く予定がある人は実習先の学校図書館を観察し、司書教諭や学校司書に学校図書館活動について話を伺っておくこと。
・初回のオリエンテーションで,成績評価,授業の進め方,持ち物等について説明するので,必ず出席してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:学校図書館と「司書教諭」 |
第2回 | 学校図書館の理念と意義 |
第3回 | 学校図書館の歴史 |
第4回 | 学校図書館とメディア:情報の生産と流通 |
第5回 | 学校図書館メディア:情報源の種類と特徴 |
第6回 | 学校図書館メディア:選択と管理1 |
第7回 | 学校図書館メディア:選択と管理2 |
第8回 | 学校図書館を活用した授業実践 |
第9回 | 学校図書館の活用:情報リテラシーとアクティブラーニング |
第10回 | 学校図書館の施設:メディアセンターからコモンズへ |
第11回 | 学校図書館の運営に関わる人々1:司書教諭と学校司書 |
第12回 | 学校図書館の運営に関わる人々2:管理職,生徒・児童,PTA, ボランティア |
第13回 | 学校図書館と外部機関との連携 |
第14回 | 学校図書館経営の評価 |
第15回 | まとめと振り返り |