観光リスクマネジメントⅠ
担当者麻生 憲一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングMAN-217

授業の概要(ねらい)

本講義では、前半にリスクについて経済学的視点から理論的説明を行い、後半では、統計データに基づきコロナ禍での観光行動を分析し、その結果を平易に解説する。

授業の到達目標

リスクに関して、経済学では理論的にどのように対応しているかを理解すること。また、観光業者のリスク管理の現状についても把握できるようにする。

成績評価の方法および基準

 中間テスト(20%)
 リアクションペーパー・受講態度(20%)
 期末テスト(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献リスクマネジメント総論亀井利明・亀井克之亀井利明・亀井克之
参考文献リスクと情報:新しい経済学酒井泰弘勁草書房

準備学修の内容

前回の講義内容を資料に基づき事前に確認しておくこと。授業ではリアクションペーパーを通じてミニテストを行うことがある。

その他履修上の注意事項

社会を取り巻くリスクに対して、どのような対応がなされ、また問題化されているか、について関心を持っておくこと。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(講義概要の説明)
第2回リスク概念と多様性
第3回リスクの形態と区分
第4回不確実性とリスク①:不確実性の経済学
(情報の非対称性、危険回避)
第5回不確実性とリスク②:期待効用仮説と保険市場
(効用関数、期待値、逆選択)
第6回不確実性とリスク③:行動経済学
(プロスペクト理論)
第7回リスクと市場の失敗
(レモン原理とモラルハザード)
第8回中間まとめと中間テスト
第9回新型コロナ禍と宿泊者行動①
(宿泊旅行統計調査データからの分析)
第10回新型コロナ禍と宿泊者行動②
(GIS分析と行動経済学的解釈)
第11回ニューツーリズムとリスク対応
第12回観光リスクと持続可能性
第13回観光とSDGs
第14回観光とリスク管理
第15回総括