保育実習指導Ⅰ-B
担当者草野 いづみ教員紹介, 小泉  篤教員紹介, 佐々木 沙和子教員紹介, 石川 素子教員紹介, 目戸 郁衣教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングESS-212

授業の概要(ねらい)

国家資格である「保育士」資格取得に必要な施設実習を行うための事前指導および事後指導を行う授業である。
2年春休み(2~3月)に行った保育実習I-A(保育所)の事後指導および振り返りを含み、3年夏休みに実施する「保育実習I-B(施設)」に関する実習指導を行う。

授業の到達目標

1、施設実習の意義・目的を理解する。
2、施設の内容を理解し、自らの課題をできるだけ明確にする。
3、実習施設における子どもの人権と最善の利益の考慮、プライバシーの保護と守秘義務等について理解する。
4、実習の計画、実践、観察、記録、評価の方法や内容について具体的に理解する。
5、実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、新たな課題や学習目標を明確にする。

成績評価の方法および基準

全回の出席が必要。授業への積極性な参加の姿勢(30%)、実習課題への取り組み(30%)、レポート等(40%)を総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書社会福祉小六法ミネルヴァ書房編集部編ミネルヴァ書房
参考文献国民の福祉と介護の動向(2019年)厚生労働統計協会編厚生労働統計協会

準備学修の内容

これまでの保育実習指導Ⅰ-A(保育所)および保育実習Ⅰ-A(保育所)等で学習したことや社会福祉、児童家庭福祉に関する参考書や資料等を再度見直し、具体的な施設実習の計画や各自の実習課題を含め、日々の生活の中でも準備を行う。

その他履修上の注意事項

遅刻厳禁。全回出席しないと実習に行くことができない。
実習施設は、大学配属となる。各自、児童福祉施設や社会福祉施設についての学びを深め、実習に備えること。

授業内容

授業内容
第1回授業に関するオリエンテーション
 保育実習Ⅰ-B(施設)の目的について
第2回保育所実習で学んだことを振り返る①
 保育実習Ⅰ-A(保育所)の振り返り(グループで報告・討議)
第3回保育所実習で学んだことを振り返る②
 グループ報告をまとめる(実習報告の作成)
第4回保育所実習で学んだことを振り返る③
 保育所実習報告(施設実習へ課題をつなげる)
第5回施設実習の内容について
 施設実習の意義と目的、実習内容
第6回施設実習について①
 実習施設と施設種別
第7回施設実習について②
 施設保育士の役割を知る
第8回施設実習について③
 4年生の経験から、施設実習について学ぶ
第9回施設実習について④
 外部講師による講義:障害者支援施設で実習するということ
第10回施設実習について⑤
 外部講師による講義:児童養護施設で実習するということ
第11回施設実習への準備
 実習関係書類の作成
第12回分野別学習①
 障がい系施設での実習の実際と実習課題について
 養護系施設での実習の実際と実習課題について
第13回分野別学習②
 障がい系施設:障がいについて、利用者とのかかわりについて
 養護系施設:子どもとのかかわりについて
第14回実習課題について
 実習計画の作成と日誌の書き方、自立支援計画および個別支援計画(ケアプラン)について
第15回実習直前指導
 実習オリエンテーションおよび実習に関する諸注意