担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-303 |
学校には、さまざまな個性や特性のある子供たちが学んでいます。まさに「みんなちがって、みんないい」です。だれにも、得意なところと苦手なところがあり、得意なところを認め伸ばし、すべての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びが求められています。一人一人の発達を支援し、様々な問題行動に対して、早期に適切な指導・支援をすることにより、よりよい成長を促すことができます。
本講座は、積極的な生徒指導を 子供たちが自己肯定感をもち、自己の存在感を実感しながら、よりよい人間関係を形成し、有意義で充実した学校生活を送る中で、現在及び将来における自己実現を図っていくことができるよう、生徒指導の考え方や方法を学びます。
このような子供観、教育観に基づき、子供たちの個性や特性を生かし、よさを伸ばすことのできる教師になってほしいと願い、授業を進めていきます。授業は、協議・発表、演習などアクティブライフラーニングを基本として行います。
なお、第2回他でゲストティーチャーを招聘、第15回は、LMSにて行います。
① 生徒指導の機能を生かした指導ができる。
② 生徒指導体制を生かした事例検討や面接相談ができる。
③ 安全確保や課題解決に向けて、組織の一員として協働して指導することができる。
④ 自分流を体現し、積極的に協議に参加し、発言、発表することができる。
①授業態度(積極的な発言、発表、演習) 30%
②ポートフォリオ(14回分の学びの累積ファイル) 70%
③事前連絡のない欠席・遅刻は認めない(減点とする)
※定期テストは行わない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 生徒指導提要 |
・「生徒指導提要」を持参すること。
・関連するニュースに関心をもち、自分なりの考察をする習慣を心掛けること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 自己紹介、オリエンテーション(講義内容・方法、協議の留意点、ポートフォリオの作成) 多様な背景をもつ子供の理解 |
第2回 | 子供一人一人のよさを伸ばし、子供自ら生き方を考える指導、現在および将来の自己実現 ゲストティーチャー |
第3回 | チームとしての学校、安全と指導① 性被害、不審者の未然防止 VTR①視聴、課題に関するデータに基づく協議 |
第4回 | チームとしての学校、安全と指導② 交通事故、薬物乱用の未然防止 VTR②視聴、課題に関するデータに基づく協議 |
第5回 | チームとしての学校、安全体制づくり③ いじめ、不登校の未然防止 VTR③視聴、課題に関するデータに基づく協議 |
第6回 | 事例研究①「不登校の対応」、事例研究の進め方、提案者、司会者、検討者の役割 |
第7回 | 事例研究②「いじめ問題の対応」 |
第8回 | 事例研究③「金銭トラブル、万引きの対応」 |
第9回 | 面接相談①「面接相談の基本」 面接の進め方、面接者の心得、スクールカウンセラーの活用 |
第10回 | 面接相談②「子供の悩みへの支援」(子供の相談演習) |
第11回 | 面接相談③「保護者の苦情と対応」(苦情相談演習) |
第12回 | 生徒指導の機能を生かした授業① |
第13回 | 生徒指導の機能を生かした授業② |
第14回 | 本講座で学んだこと(発表) |
第15回 | LMS まとめ |