文書表現演習Ⅳ
担当者佐藤 光宣教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [現代ビジネス学科]
科目ナンバリングSEM-204

授業の概要(ねらい)

 春学期に引き続き、「人間・社会における諸問題を自身の視点で見出し、それに対する本質的理解」を成果論文のかたちでまとめることを目的とします。明確な根拠に基づく説得力ある論文をまとめるために、これまで培った技能を実践し、在学中の取り組みを総括した広い視野から概観する論文を完成させます。

授業の到達目標

 先行研究を適切にふまえ、文献を基礎とした論理的な構成の成果論文を完成させ、更に適切な要旨を作成、提出する。

成績評価の方法および基準

 定期試験は実施せず、成績評価は最終的な成果論文および要旨の完成度を60%、副産物としてのレジュメ・中間報告などの課題や、論文草稿の進捗チェック・講評を40%として評価します。詳細については初回授業時に説明します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 特定のテキストは指定しません。各自が「レポート/論文の書き方」についての本を参照しつつ、自分のペースで必要な文献を自発的に探し利用することになります。図書館を存分に活用できるよう、延滞に注意してください。
参考文献『森の生活』 H. D. ソロー (著) 飯田 実 (翻訳) 岩波書店
参考文献『制度主義経済学と限界主義経済理論』 佐藤 光宣多賀出版
参考文献『平家物語』 角川書店 (編集) 角川書店
参考文献『歎異抄』 金子 大栄 (校注) 岩波書店

準備学修の内容

 秋学期では、論文の構想が固まり次第各自が授業時間外に原稿作成を進め、授業はチェックと講評を主とする形態に変わります。定期的に執筆の進捗のチェックと講評を行うので計画的に執筆を進めてください。詳細は初回授業時に指示します。

その他履修上の注意事項

 秋学期より各回授業は各自の進捗に沿った個別指導に変わっていきます。受動的な取り組みでは要求水準を満たすことは困難なので、特に授業時間外の作業に真摯に取り組むこと。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:授業の進め方・評価方法の説明、論文要項の発表【オンライン開講】
第2回論文進捗調査:現状と課題、スケジュール
第3回論旨構築①:「問い」の考え方
第4回論旨構築②:議論の文脈、独自調査の視点
第5回構想の推敲:レジュメと予備報告①
第6回構想の推敲:レジュメと予備報告②
第7回中間報告会①
第8回中間報告会②
第9回様式についての確認:序論と結論、要旨、章・節の構成、引用作法【オンライン開講予定】
第10回個別相談・講評①
第11回個別相談・講評②
第12回個別相談・講評③
第13回個別相談・講評④
第14回個別相談・講評⑤
第15回最終報告会(予定)
 (但し作業の進捗次第で進度・内容は適宜変更することがある)