授業の概要（ねらい）

　これまで身につけてきた読書に対する意識を振り返り、各自の自己の読書力を確かめ、児童生徒の発達段階に応じた読書教育の理念と方法の理解を深める。各発達段階における読書の必要性や読書の啓発の手立てをどのように考えるか等を明確にしたものにする。
　授業においては、より具体的な教材、分かりやすい教材を活用して、参加型の授業を構築する。
　司書教諭を目指す第一歩としてあるべき姿を理解して自己の今ある力量を高めていく手立てを明確にし、豊かな人間性につなげるようにする。

授業の到達目標

　読書教育に関する基本的な内容を自分のものにして、「読書の在り方」「読書の方法」「読書の啓発」等を的確に身に付け、読書に対する自己の力量を改善する。また、多様性社会の中で、読書教育が学びの在り方をどのように広げ、人が学び、生きること、人間性の醸成や豊かさにつなげていくかを考えていくことを目標とする。

成績評価の方法および基準

　平常点（30％）、講義の中での提出物（40％）
　最終課題（30％）

教科書・参考文献

準備学修の内容

　・日頃より読書を心掛けて図書の啓発に視する資料づくりをします。
　・図書の紹介文、図書の推薦文、帯づくり等の具体化を推進します。
　・週に一冊の読書を心掛けて、発達段階、分野別の推薦図書一覧を作成します。
　・毎週、授業内でレポートを書く活動が課せられます。
　・毎週の活動から、最終課題（レポート課題）につなぐための、アカデミックライティングの方法も学びます。
　

その他履修上の注意事項

　※オンライン授業も一部取り入れた、ハイブリッド型の授業になります。
　※ソラティオ４階アクティブラーニング教室で行う予定です。内容が一部、変更になることもあります。
　※教科書は授業内で無償で配布します。第11回～第15回で使用します。　
　自己の読書力を高めるためにも参加型の授業への積極的なかかわりが求められます。授業に対する参画意識を高めることで充実度があがるよう前向きな態度を期待します。様々な分野の図書に関心をもち、受講者自らが人間性を高める読書の在り方を追求できるようにします。

授業内容