担当者 | 江本 伸哉 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
春期の演習Ⅰの続きです。教科書が1から2に変わるだけで、授業の進め方は同じです。ただ、4年生が近づいていますので、就活の話を少し増やします。
❶われわれは日々、無意識のうちに「日本経済」の中で暮らしています。しかし、それがあまりにも日常的なために、日本経済のしくみについてじっくりと考える機会が少ないのではないかと思います。
❷そこで、このゼミでは18人のゼミ生を3人ずつ6つのグループに分け、グループワークを中心に日本経済の基本的な仕組みと課題を理解してもらうとともに、将来の進路、就活について考え、行動するヒントも身につけてもらいます。
❸教科書の『池上彰のやさしい経済学2 ニュースがわかる』(日本経済新聞出版社)(全7章)のうち、第1章から第6章までの6つについて、各章を1つのグループが担当し、2回に分けて「発表したり」、「質問に答えたり」していきます。
❹2回のうち1回目の前半は、担当グループがパワーポイントを使って、その章の要点と疑問点、自分たちで調べて分かったこと(付加価値情報)をみんなの前で発表した後、他のグループが質問(Q)を出します。5分間の休憩の後、後半は私が補足、解説します。就活のヒントも時々お話しします。
❺2回のうち2回目の前半は、発表したグループが1週間かけてじっくり調べた答え(A)をパワポで報告します。これを受けて、さらに他のグループも含めて自由に質疑応答(Q&A)をします。5分間の休憩の後、後半は次週以降の発表・質問に備えて各グループが相談、調査、パワポ編集するグループワークに当てます。発表が終わったグループはLMS上に出される「ミニッツぺーパー(MP)課題」の復習問題を解いたり、私への質問、感想・意見、要望・授業改善提案などを書く作業をします。
❻「MP課題」については、私なりの回答を「MP通信」にまとめ、次の授業の時に配ります。LMSにもアップロードします。
❼池上さんは難しい経済・政治・国際・社会問題を分かりやすく解説する日本の第一人者で、日本経済についてもよくご存知です。この本をしっかり読みこなし、さらにこの本が出版された後の最新の日本経済の動きについて自分たちで調べて、ゼミでみんなの前で発表することで、日本経済の基礎や課題がひととおり身につきます。これは社会に出てから必ず必要になる知識であり、知らず知らずのうちに読解力、調査能力、プレゼンテーション能力が高まり、就活にも必ず役に立ちます。
❽春期の四谷英理子ゼミと合同で親善スポーツ大会が好評であれば、秋期にも同様のスポーツ大会を開きます。
❶教科書2冊を1年かけてじっくり、深く読み通す根気を身につける。
❷日本経済についての基礎的な基礎や課題を理解し、他の人に説明できるようになる。
❸グループ内で責任を果たし、メンバーと協力して発表準備作業を進められるようになる
❹グループ内で教科書の要約(レジュメ)を作成し、その疑問点を自分で調べ、分かったこと、最新の情報をパワーポイントを操作しながら発表できるようになる。
❺自分なりの問題意識をもち、調べたこと、分かったことをレポートの形で論理的にまとられるようになる。
❻就活(将来の進路)についても実際的な知識をもち、意欲的に準備を進められるようになる。
❶出席回数が3分の2(原則として10回、公欠は除外して計算)未満の場合は、D2(再試験不可)とし、(たとえ期末レポートを提出しても)単位を与えません。
❷発表内容(プレゼンテーション、パワポの創意工夫、特に付加価値)50点=グループ単位で評価します(グループ内でよく協力し、しっかり準備しているか)。
❸期末レポート50点=個人単位でレポートを評価します(グループは無関係)。
❹来年度ゼミ募集への協力などゼミへの協力姿勢、グループ内でのリーダーシップ、MPでの鋭い質問、感想・意見、要望・改善提案に対しては、②③とは別に特別加算(5~20点)をします。
❺ ❶~❹を総合的に評価して成績をつけます。ただし、「S」は大学の指導(原則として全体の10%以下)により、1人か2人とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 池上彰のやさしい経済学2 ニュースがわかる | 池上彰 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 日本経済入門 | 藤井彰夫 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 一番わかりやすい日本経済入門 | 塚崎公義 | 河出書房新社 |
参考文献 | 日本経済入門 | 日経ビジネス | 日経BP社 |
❶ゼミが始まる前に必ず教科書を手に入れて、いちど読み通してください。分からないことがあっても構いません。ゼミで質問して下さい。ゼミで毎回提出してもらう「ミニッツペーパー(MP)課題」に書いてもらっても構いません。
❷日本経済は生き物です。コロナ前からコロナ後へ、「脱炭素」、国連「SDGs」、「ESG投資」の急速な普及など、目まぐるしく変化しています。リアルな動きをつかむために、『日本経済新聞』(紙の新聞でも、スマホやタブレット、PCで読める電子版でも構いません)を毎日読む習慣をつけることを強くお勧めします。図書館やキャリアサポートセンターでは無料で読めます。企業や役所への就活や就職後も、『日経』がいちばん役に立ちます。
❶ゼミは経済学部生の中核になる存在で、毎回出席が原則です。出席が3分の2(公欠がない場合は10回)未満の場合は、単位を与えません。
❷公欠の場合は1か月以内に届けを出しましょう。届けを出さないと欠席扱いになってしまいます。
❸授業に無関係な私語やスマホ操作、食事は原則として禁止です。
❹ゼミ生の集中力を保つため、途中で5分間の休憩を取ります。休憩中は私語、スマホ操作、トイレ、ストレッチ体操など自由にどうぞ。
❺休憩時間にはゼミ生の皆さんのリクエスト曲や私の好きな曲など音楽を流します。リラックスしましょう。
❻第1回(9/21)と第15回(1/14)はオンデマンド授業※です。それ以外は対面授業を想定していますが、コロナ次第でオンデマンドになる可能性があります。ご注意ください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 9月21日=オンデマンド授業※ ガイダンス=江本 ❶夏休みをどう過ごしたか レジュメ&パワポ発表(内容自由、画像ほか歓迎)=江本&全ゼミ生 ❷来年度ゼミ生募集の協力者募集(特別加算あり) |
第2回 | 9月28日 就活のヒント=江本 ❶自分の長所、短所を知る方法❷長所の延長線上に向いてる仕事、職種あり |
第3回 | 10月5日 教科書第1章「インフレとデフレーー合成の誤謬」=グループ発表1 ❶Aグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 |
第4回 | 10月12日 教科書第1章「インフレとデフレーー合成の誤謬」=グループ発表1 ❶Aグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(発表準備、MP対策) |
第5回 | 10月19日 教科書第2章「政府か日銀かーー財政政策と金融政策」=グループ発表2 ❶Bグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 |
第6回 | 10月26日 教科書第2章「政府か日銀かーー財政政策と金融政策」=グループ発表2 ❶Bグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(発表準備、MP対策) |
第7回 | 11月2日 教科書第3章「バブルへGO!――なぜバブルが生まれ、はじけたか?」=グループ発表3 ❶Cグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 |
第8回 | 11月9日 教科書第3章「バブルへGO!――なぜバブルが生まれ、はじけたか?」=グループ発表3 ❶Cグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(発表準備、MP対策) |
第9回 | 11月16日 教科書第4章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」=グループ発表4 ❶Dグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 |
第10回 | 11月30日 教科書第4章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」=グループ発表4 ❶Dグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(発表準備、MP対策) |
第11回 | 12月7日 教科書第5章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」=グループ発表5 ❶Eグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 =期末レポート課題出題 |
第12回 | 12月14日 教科書第5章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」=グループ発表5 ❶Eグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(発表準備、MP対策) |
第13回 | 12月21日 教科書第6章「リーマン・ショックとは何だったのか?」=グループ発表6 ❶Fグループ発表❷他グループ質問提出❸休憩❹江本補足説明 |
第14回 | 1月11日 教科書第6章「リーマン・ショックとは何だったのか?」=グループ発表6 ❶Fグループ回答発表❷グループ間ディスカッション❸休憩❹グループワーク(MP対策、期末レポート対策) |
第15回 | 1月14日=オンデマンド授業※ 就活のヒント=江本 ❶現4年生の最新就活状況❷採用を増やしている業種❸狙い目の成長業種 =期末レポート提出締切(LMS上で深夜23:59締切=遅れたら0点!) |