担当者 | 工藤 則光教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | POL-106 |
外国政治史Ⅱでは、ローマ帝政後期から始まり、メロヴィング朝及びカロリング朝のフランク王国史、ノルマン朝滅亡までのイングランド王国史を講義する。これらは日本の高校世界史でも簡単に取り上げられているが、高校世界史のストーリーとは異なる場合も少なくないので、少し時間を取って、説明したい。
なお、ここでいう政治史には高等学校の教科書にあるような19世紀的な実証主義史学の成果である事件史だけではなく、20世紀を代表し、現在も大きな影響力を有するフランスのアナール派の手法を取り入れた「政治文化史」のことも含まれる。さて、政治文化史とは何か。これは、簡単には初回の授業で説明するが、その具体的な内容・手法については、この講義全体で明らかにしていく。
①メロヴィング朝・カロリング朝フランク王国とノルマン朝滅亡までのイングランドの政治史について基本的知識を獲得する。
②世の中の動きを歴史的に考えるための視点を身につけること。
受講者数にもよるが、授業への積極的参加度・小リポート・小テストなど40%、期末テスト60%で評価する。
①小リポートは基本的に授業中のリアクション・ペーパー(原則毎回実施)のことである。
②期末テストは定期試験期間に行うこともある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 使用しない。 | ||
参考文献 |
この分野の著作は多数あり、適宜参考文献を紹介する。そのような参考文献や授業内容の理解を深めることができる文献以外の教材も紹介するので、事前に読んだり見たりするとよい。また、現在日本や世界で起きていることに関心を持つこと。最低限一日1回はニュースをチェックして動向なりを押さえておくこと。この授業とは直接関係しないかもしれないが、色々な意味で過去と現在はつながっているので、意外な接点に驚くこともあるだろう。
高校世界史の理解程度は問わない。外国政治史Ⅰの継続講義であるので、外国政治史Ⅰを履修したことを前提に講義するが、外国政治史Ⅰ未履修者でも受講はできる。ただし、それなりの覚悟をもって受講すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:①授業の進め方・評価方法などについて、②授業のアウトライン Ⅰ.ローマ帝政後期 |
第2回 | Ⅰ.ローマ帝政後期 |
第3回 | Ⅱ.メロヴィング朝フランク王国史 |
第4回 | Ⅱ.メロヴィング朝フランク王国史カロリング朝フランク王国史③ |
第5回 | Ⅲ.カロリング朝フランク王国史①カロリング朝の誕生シャルルマーニュの時代とカロリング帝国の成立 |
第6回 | Ⅲ.カロリング朝フランク王国史②シャルルマーニュの時代とカロリング帝国の成立 |
第7回 | Ⅲ.カロリング朝フランク王国史②シャルルマーニュの時代とカロリング帝国の成立 |
第8回 | Ⅲ.カロリング朝フランク王国史③フランク王国の分裂とカロリング帝国の崩壊 |
第9回 | Ⅲ.カロリング朝フランク王国史④フランク王国の衰退・滅亡とその後 |
第10回 | Ⅳ.ノルマン朝イングランド史①:前史 |
第11回 | Ⅳ.ノルマン朝イングランド史②イングランド王ウィリアム1世 |
第12回 | Ⅳ.ノルマン朝イングランド史③イングランド王ウィリアム2世とノルマンディ公ロベール2世 |
第13回 | Ⅳ.ノルマン朝イングランド史④イングランド王ヘンリ1世とノルマン朝の滅亡 |
第14回 | Ⅴ.ビザンツ帝国史 |
第15回 | まとめとテスト |