観光学実習(都市観光)Ⅰ
担当者山下 晋一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングTOS-207

授業の概要(ねらい)

本実習は「より身近に」「より幅広く」「より主体的に」学ぶためのものである。本実習のテーマは「横浜の観光」とする。横浜の歴史、文化、食など多様な観光資源やインバウンドの誘客状況などを調査するとともに、世界有数の国際観光都市としての横浜の観光の課題と今後の展望について、フィールドワークを活用し、より実践的に学ぶ。
本実習は4部構成とする。第1にキャンパスにおける日本・世界の観光及び横浜の観光に関する事前学習、第2に横浜でのフィールドワーク、第3にフィールドワークの成果を活用したキャンパスにおけるグループ学習、第4にレポート作成とプレゼンテーションの実施である。
フィールドワークでは現地において行政、DMO関係者などのヒアリング、調査を実施する。併せて、現地の有識者を外部講師として招聘し、より実践的で深い知識の修得を行う。国際都市における観光資源の把握、インバウンド動向、都市における観光地域づくりの実態を把握し、今後の都市観光の課題、将来展望についてグループで検討し、取りまとめる。

授業の到達目標

① 観光学並びに関連する学問分野における基礎を理解し、解説できる。
② テーマに即したレポート作成、プレゼンテーション、調整、総括を行うことができる。
③ 基礎的な課題認識、分析、課題解決手法を身につけ実践することができる。
④ 社会人としてのマナー、対人スキルを身につけ実践することができる。

成績評価の方法および基準

①レポートの内容、②プレゼンテーション内容、③学外実習及び授業内での取り組み度合④グループメンバーレビューによって成績評価する。それぞれの評価割合は、①35%、②30%、③30%、④5%とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは特に指定しない。適宜資料を配付する。
参考文献「観光白書」(国土交通省 HP)
参考文献「宿泊旅行統計調査」(観光庁 HP)
参考文献「旅行年報2020」(日本交通公社 HP)
参考文献「数字が語る旅行業」(JATA HP)

準備学修の内容

観光学は幅広い分野に関わる学問であり、社会・経済状況を常に観光との関わりを通じて考える習慣を持つことが重要であり、新聞、T VメデイアやW E B媒体などから主体的に問題意識を持って情報収集、分析に務めること。
研究テーマに関する知識の習得に継続的に取り組むこと。

その他履修上の注意事項

本実習は現場での実習を伴うことから少人数制での開講とし、受講生の上限15人をめどとする。受講生が多い場合には抽選により決定をする。そのため、第1回の講義に出席しなければ、履修はできなくなる。学外実習費用の一部は学生個人の負担となるので留意すること。
その日程、内容及び個人の費用負担額は第1回目の授業で説明する。
授業の進行ならびに諸般の事情により、授業計画を変更する場合があるので、各回授業の説明に注意すること。

授業内容

授業内容
第1回【オンライン授業】 授業の全体構成の解説「都市観光」とは
第2回日本の都市観光と日本のインバウンド
第3回世界の都市観光
第4回横浜の都市観光の概要
第5回【オンライン授業】 横浜の観光地域づくりの概要
第6回フィールドワーク1
第7回フィールドワーク2
第8回フィールドワーク3
第9回フィールドワーク4
第10回フィールドワーク5
第11回レポートドラフト発表、討論1
第12回レポートドラフト発表、討論2
第13回レポート最終案発表、討論1
第14回レポート最終案発表、討論2
第15回総括