博物館情報・メディア論
担当者金井 拓人教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングCAS-206

授業の概要(ねらい)

博物館には多種多様な資料が収集されており、これらの資料は多くの情報を内包している。そのため博物館における情報の管理と発信は近代的な博物館設立当初からの主要な目的であった。これらの情報を展示、研究、教育に活用するための媒体がメディアと呼ばれ、体験展示やジオラマ展示、科学の演示実験などを通じてさまざまなメディアが情報伝達のために利用されてきた。さらにインターネットの普及から20年余りが経過し、情報の種類やメディアの種類も多様化している。この授業では博物館における様々な情報について整理し、情報の提供と活用等に関する基礎的な知識を習得する。

授業の到達目標

・博物館が有する情報の特徴を理解し、管理と発信に不可欠な判断能力を習得する。
・設定された目的を達成するための情報編集力ならびに発信力を習得する。

成績評価の方法および基準

授業内小テスト(40%)+製作課題および付随レポート(60%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

日頃から博物館の見学や博物館WEBサイトの閲覧を通じて博物館情報やその発信について関心を向けてください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回学芸員課程における本科目の位置づけとメディアの歴史
第2回情報・メディアとは何か
第3回調査研究活動に関する情報
第4回教育・展示活動に関する情報
第5回情報を伝える技術
第6回博物館における様々なコンテンツの制作
第7回総合博物館の見学と課題制作
第8回【LMSにて実施】 課題制作
第9回博物館資料のドキュメンテーションとデータベース
第10回デジタルアーカイブとバーチャルミュージアム
第11回ICT社会における博物館の情報発信
第12回博物館で利用する情報機器と情報設備
第13回博物館情報の管理:著作権と個人情報
第14回博物館というメディアの在り方
第15回授業総括と今後の展望