危機管理論Ⅰ
担当者宮田 智之教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSSE-101

授業の概要(ねらい)

 本授業では、危機管理論としてアメリカの外交安全保障政策について学びます。
 世界のリーダー国であるアメリカは、長年にわたりさまざまな安全保障上の問題に対処し、国際社会に多大な影響を及ぼしてきました。無論、すべての問題において効果的に対応したとは言い難く、イラク戦争のように開戦理由や戦後統治をめぐってアメリカ国内だけでなく世界中からも激しく非難されたケースもあります。また、シリア内戦などへの対応をめぐっては、アメリカのリーダーシップの乏しさが批判されました。加えて、対外的関与への疲弊感から、アメリカ第一主義に象徴される孤立主義的風潮も国内で増大しつつあります。
 そこで、本授業ではG.W.ブッシュ政権以降のアメリカ外交に主に焦点をあて、今日のアメリカと国際社会の関係について考察したいと思います。

授業の到達目標

①「危機管理」というテーマを通じて政治や社会の動きについて関心をもつことができるようになります。
②国際情勢をはじめとする時事問題への理解が深まります。

成績評価の方法および基準

期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験:80%、平常点:20%です。授業態度が悪い場合は欠席扱いとすることもありますので注意してください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

定期的に配布するプリントを利用して予習と復習をしっかり行って下さい。

その他履修上の注意事項

①質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
②授業の進行の妨げとなりますので、授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回冷戦後のアメリカと国際社会
第3回ブッシュ外交の特徴
第4回2001年米同時多発テロ
第5回アフガニスタン戦争
第6回イラク戦争
第7回オバマ外交の特徴
第8回テロ対策
第9回アラブの春
第10回大国間関係の変容:米中、米露
第11回2016年大統領選挙とアメリカ・ファースト
第12回トランプ外交の特徴
第13回リベラル・インターナショナル・オーダーの動揺
第14回新型コロナ危機とアメリカ
第15回まとめ