美術Ⅰ
担当者鎌田 純子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングARL-101

授業の概要(ねらい)

日本の美術に親しむための授業です。春期は、奈良、平安時代を中心に、毎回厳選した作品を紹介します。限られた作品を深く、多角的に読み解くことで、作品そのものの魅力はもちろんのこと、作品がつくられた時代の技術や文化の特徴、歴史的背景も学べる内容を目指します。また折にふれ、美術館や博物館で開催されている展覧会を紹介し、受講生が積極的に実作品に触れる機会を増やしたいと思います。

授業の到達目標

受講生が授業で取り上げる内容の中から好きな作品や作者、興味を抱く時代を見つけ、それについて解説できること。

成績評価の方法および基準

小テスト(40%)と学期末試験(60%)をもとに評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は特にありません。もし、授業理解を深めたい場合には、下記の参考文献がおすすめです。
参考文献『カラー版 日本美術史』辻惟雄美術出版社

準備学修の内容

できる範囲で構わないので、ジャンルは問わず、美術館、博物館に行き、美術作品を鑑賞すること。

その他履修上の注意事項

授業の理解度や興味を確認するため、小テストと学期末試験をおこないます。また、授業の理解度をあげるために、授業内アンケートを行うときがあります。

授業内容

授業内容
第1回授業の内容と進め方などの説明
第2回美術とは何か。縄文時代の土器
第3回仏像傑作選(飛鳥・白鳳・奈良時代)
第4回高松塚古墳とキトラ古墳の壁画
第5回国際色豊かな正倉院の宝物
第6回平安時代の仏像と仏画 浄土への憧れ
第7回平安時代の料紙装飾 美しい紙をもとめて
第8回授業理解度の確認小テスト
第9回平安時代の絵巻「源氏物語絵巻」
第10回平安時代の絵巻「信貴山縁起絵巻」
第11回平安時代の絵巻「鳥獣戯画」
第12回鎌倉時代の仏像 運慶と快慶
第13回鎌倉時代の肖像画
第14回鎌倉時代の絵画
第15回まとめと試験