スポーツ方法実習(バレーボール)
担当者角杉 美恵子教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングESS-214

授業の概要(ねらい)

 小学校、中学校及び高等学校を通じて体育科、保健体育科においては、心と体を一体としてとらえ「生涯にわたって運動に親しみ、健康を保持増進し、一人一人に応じた体力の向上を図ることで、豊かなスポーツライフを実現すること」を目指している。
このことを踏まえ
 〇球技、ネット型スポーツとしてのバレーボールの特性を理解し、基本的な技能の習得及び指導方法、ゲームを進めていく上で必要となる基本的な戦術等について実践的に学修する。
 〇教育実習に向けての模擬授業や学習指導案作り及び学習評価について学修する。
 〇ICT を活用した実技指導について学び、効果的な練習方法について学修する。

授業の到達目標

 *バレーボールの特性について説明できる。
 *基本技能を習得し、実技指導に必要な模範を示すことができる。
 *指導に必要な安全管理(リスクマネージメント)について説明できる。
 *実技指導者(教員)としての資質向上を図るための実践力を有している。

成績評価の方法および基準

 ○授業実施回数の2/3以上の出席を必要とする。
 *授業状況・コメントシート、レポート課題等 30%
 *バレーボールの技能(実技試験)、レポート等 40%
 *指導技術(マイクロ模擬授業等)、学習指導案作成等 30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書必要に応じて資料を配布する。
参考文献『中学校学習指導要領解説 保健体育編』文部科学省東山書房
参考文献『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』文部科学省東山書房
参考文献『Active Sports』大修館

準備学修の内容

 ①教えあい、学びあいを実践する授業です。自主的に練習方法や指導法についての事前学修に努めること。
 ②準備学修課題として、ミニレポート、指導案作成等はインターネット等を活用し積極的に取り組み必ず提出すること。
 ③個人の基礎技能を高めるためには、授業以外にも動画の視聴や実技練習に心がけること。
 ④配布した資料等は必ずファイルに綴じて、自習に努めること。

その他履修上の注意事項

 ①本学のコロナウイルス感染予防対策を遵守し、受講すること。
 ②保健体育科教員を目指し、教職課程を履修する学生を中心とする。
 ③指導者を意識した服装・態度で臨むこと。
 ④感染予防に留意しつつ、人と人との関わり合いを大切にし、積極的、主体的に学修すること。

授業内容

授業内容
第1回LMSによるガイダンス(講義の内容、授業の進め方、評価等)、球技の特性、バレーボールの歴史・特性等
課題:体つくり運動、準備運動、集団行動について調べること
第2回基本技術の習得① 基本技能(パス、サーブ、レシーブ)の方法について
*指導案の作成について確認する
第3回基本技術の習得② スパイク、ブロックの基本技能、段階的指導について
*ルールの理解と審判法について確認する
第4回=LMSによるオンデマンド授業=
バレーボールの指導法について
*学習指導要領に基づく授業の進め方について学ぶ
第5回基本技術の習得③ レセプション、レセプションアタックの方法について
*ICTを活用した練習方法について確認すること
第6回基本技術の習得④ 連携プレーの習得、三段攻撃(特にトス)の方法について
*グループ学習や段階的指導の進め方について学ぶ
第7回技能の習得、グループを活用したの指導法について(パス、トス、スパイク、レセプション、フォーメーション)
第8回技能の習得、簡易ゲーム① グループ学習やゲームを活用した練習方法について
第9回技能の習得、簡易ゲーム② 段階的指導法の実践、三段攻撃を活用したミニゲームについて
第10回技能の習得、簡易ゲーム③ 段階的指導法の実践、三段攻撃を活用したミニゲームについて
第11回マイクロ模擬授業を通した技能の習得① 基本技能について
課題:指導案の作成並びにマイクロ模擬授業実施後の評価表について記入すること
第12回マイクロ模擬授業を通した技能の習得② 指導技術について
課題:指導案の作成並びにマイクロ模擬授業実施後の評価表について記入すること
第13回マイクロ模擬授業を通した技能の習得③ 集団技能他について
課題:指導案の作成並びにマイクロ模擬授業実施後の評価表について記入すること
第14回マイクロ模擬授業を通した技能の習得④ リフレクション
*実技試験、評価方法について学ぶ
第15回まとめ 技能の習得、指導法についての総括