経済学Ⅱ
担当者佐藤 嘉寿子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングECO-102

授業の概要(ねらい)

 本講義では、経済学とは何だろうかということを考えながら、経済学がいかに日々の生活に結びついているかを考えます。複雑な経済の問題も、私たちの生活と深く関わっています。経済学の基本的な考え方を習得することによって実際の経済現象の本質を理解することは、複雑な現実を客観視すること、さらには自分自身の生活設計のためにも重要です。この講義の目標は、そのための経済学的分析力を身につけることです。経済学Ⅱでは、経済学Ⅰで学んだことを踏まえながら、日本経済について考えます。

授業の到達目標

・経済に関する関心を高め、実際の経済現象を理解できる。
・経済学の基本的な考え方を修得する。
・新聞の経済記事や経済ニュースを理解できる。
・日本経済についての知識を修得する。

成績評価の方法および基準

 授業内容に関する課題60%、期末レポート40%として、総合的に評価します。課題やレポートは、すべてLMS上での提出になります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しません。必要に応じて資料を配布します。参考文献等は、授業の中でも紹介します。

参考文献『やさしい経済学1』池上彰日本経済新聞出版社 2013年
参考文献『やさしい経済学2』池上彰日本経済新聞出版社 2013年
参考文献『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』ティモシー・テイラー 池上彰監訳かんき出版 2013年
参考文献『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』ティモシー・テイラー 池上彰監訳かんき出版 2013年
参考文献『高校生のための経済学入門』小塩隆士ちくま新書 2002年
参考文献『政治・経済用語集』政治・経済教育研究会編山川出版社 2019年

準備学修の内容

準備学習は以下の通りです。授業は各自の予習を前提に進めます。
  ・事前にLMS上にレジュメを公開します。
  ・予習としてレジュメに目を通し、わからない用語等について調べておいてください。
  ・参考文献を読み、授業内容を確実に理解してください。
  ・授業中に紹介する本や資料を読み込んでください。
  ・授業内容である経済に関する新聞や雑誌の記事、テレビ等のニュースに目を通すように心がけてください。

その他履修上の注意事項

・毎回の出席は必須です。授業は原則講義形態で行います。
・LMSの連絡事項、公開されたレジュメ や資料を必ず確認してください。
・レジュメ は未完成の状態で公開します。授業中に完成させてください。レジュメの完成版の配布はありません。
・レジュメ(未完成版) や資料の一部は授業前に配布します。
・授業の妨げにならないよう、授業中の私語は慎んでください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:講義の目的と進め方などについての説明
第2回インフレとデフレの違い(1)
第3回インフレとデフレの違い(2)
第4回政府の役割と日銀の役割(1)
第5回政府の役割と日銀の役割(2)
第6回バブルはどのように生まれたか
第7回バブルはどうしてはじけたのか
第8回円高とはどういうことか
第9回産業空洞化とは何か
第10回日本の年金制度について(1)
第11回日本の年金制度について(2)
第12回世界的金融危機とは何か(1)
第13回世界的金融危機とは何か(2)
第14回戦後から今日に至るまでの日本経済
第15回講義のまとめ(オンライン授業)