担当者 | 奥住 桂教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | JLE-304 |
応用言語学(applied linguistics)は「言語が中心的に関わる現実世界の諸問題を理論的・経験的に考究」する研究分野の総称です。本授業では、第二言語習得理論を中心に、応用言語学の核をなす「L2の習得・処理・学習・教授・評価」に関わる分野について、履修者同士でディスカッションや関心のあるトピックについての調査・プレゼンテーションを通して、主体的に学びます。
◯応用言語学の基礎的な用語・理論を理解し、自分の言葉で具体例を示しながら説明ができる。
◯様々な理論・モデルの特性を理解し、外国語習得のための学習法・授業・制度・文化などのあるべき姿について、自分なりの考えを述べることができる。
・授業後のリフレクション提出(LMS) 30%
・小テスト(各章の終了後にLMSにて実施) 60%
・授業中に取り組む課題・発表などにおけるパフォーマンス 10%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ベーシック応用言語学』 | 石川慎一郎 | ひつじ書房 |
参考文献 |
◯授業の前と後にテキストをじっくりと読み、自分の理解が正しいか確認をすること。
◯各章が終わるたびに、LMSによる小テストを実施するので、それに向けて自分なりに学修内容を整理し、言語化できるようにしておくこと。
第二言語習得理論Ⅰではテキストの第1章〜第6章を、Ⅱでは第7章〜第11章を取り扱います。内容は継続していますが、Ⅱのみの履修も問題ありません。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション 応用言語学と第2言語教育 |
第2回 | 言語教授法の確立① (初期〜19世紀) |
第3回 | 言語教授法の確立② (19世紀中葉のイギリス・アメリカ) |
第4回 | 現代の言語教授法① (理解志向型教授法) |
第5回 | 現代の言語教授法② (コミュニケーション志向型教授法) |
第6回 | 現代の言語教授法③ (内容志向型・学習者志向型教授法) |
第7回 | 言語能力観① (応用言語学におけるL2言語能力観) |
第8回 | 言語能力観②【オンライン実施予定】 (シラバスにおけるL2言語能力観) |
第9回 | 言語能力の評価① (古典的テスト理論) |
第10回 | 言語能力の評価② (現代のテスト理論) |
第11回 | 言語能力の評価① (さまざまな言語テスト) |
第12回 | 言語能力の評価② (言語能力テストにおける4技能の測定) |
第13回 | 隣接する研究分野① (社会言語学・異文化コミュニケーション) |
第14回 | 隣接する研究分野② (バイリンガリズム・多言語主義・言語政策・法言語学) |
第15回 | まとめ |