第二言語習得理論Ⅰ
担当者奥住  桂教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングJLE-303

授業の概要(ねらい)

応用言語学(applied linguistics)は「言語が中心的に関わる現実世界の諸問題を理論的・経験的に考究」する研究分野の総称です。本授業では、第二言語習得理論を中心に、応用言語学の核をなす「L2の習得・処理・学習・教授・評価」に関わる分野について、履修者同士でディスカッションや関心のあるトピックについての調査・プレゼンテーションを通して、 主体的に学びます。

授業の到達目標

◯応用言語学の基礎的な用語・理論を理解し、自分の言葉で具体例を示しながら説明ができる。
◯様々な理論・モデルの特性を理解し、外国語習得のための学習法・授業・制度・文化などのあるべき姿について、自分なりの考えを述べることができる。

成績評価の方法および基準

・授業後のリフレクション提出(LMS) 30%
・小テスト(各章の終了後にLMSにて実施) 60%
・授業中に取り組む課題・発表などにおけるパフォーマンス 10%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『ベーシック応用言語学』石川慎一郎ひつじ書房
参考文献

準備学修の内容

◯授業の前と後にテキストをじっくりと読み直し、自分の理解が正しいか確認をすること。
◯各章が終わるたびに、LMSによる小テストを実施するので、それに向けて自分なりに学修内容を整理し、言語化できるようにしておくこと。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
応用言語学と第2言語教育
第2回応用言語学の歴史
 
第3回言語習得の基本モデル①
 (経験説)
第4回言語習得の基本モデル②
 (生得説)
第5回言語習得の基本モデル③
 (複合説)
第6回言語の対照①
 (対照分析・誤用分析)
第7回言語の対照②
 (中間言語分析・学習者コーパス分析)
第8回言語処理①
 (言語情報の記憶)
第9回言語処理②
 (言語情報の処理)
第10回言語処理③【オンライン実施予定】
 (脳機能と観察方法)
第11回学習者特性①
 (年齢とL2習得)
第12回学習者特性②
 (適性と性格研究)
第13回学習者特性③
 (学習スタイル・学習方略)
第14回学習者特性④
 (動機づけ)
第15回まとめ