| 担当者 | 奥住 桂教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
| 科目ナンバリング | ESS-317 | |
高等学校における外国語(英語)の学習・指導に関する知識と授業指導及び学習の基礎を身につけま
す。本講座では「English TeachingI・II」での学習を生かしながら、高等学校英語の1年生から2年生ま
での指導内容を対象とします。
・高校英語教育の基本的問題を把握し、英語教授法(指導法)に関する理論や実践を学び習得します。
・発音、文法、語彙・表現、読解、音声などの指導に必要な知識を身につけます。特に基本的な語彙、表
現、文法、語法等を確実に習得します。
・「高等学校学習指導要領の外国語(英語)」にある達成目標をよく理解します。その上で高等学校の文
部科学省英語検定教科書を使用し、基本的な学習指導案の作成を行います。
・学習指導案を基に模擬授業を行い、効果的な授業や授業力の向上を目指します。音読や読解の方法、コ
ミュニケーション能力の育成に焦点をあて、ロール・プレイやタスクのさせ方など指導に必要になる基
本的な指導技術を習得します。
・小学校外国語活動、中学校の英語教育との連携を考えながら、高等学校英語の基本的指導内容を対象と
します。
・中学校や高校初期の英語教育との連携を考え、中学校・高校それぞれの学習指導要領を理解し高等英語
指導の完成に向けた指導ができるようになること。
・英語の4技能「聞くこと、読むこと(やり取り・発表)、話すこと、書くこと」について理解し、指導
に生かせるようになること。
・音声学の知識を基に、英語の音声的な特徴を理解し、指導に生かせるようになること。
・「アクティブ・ラーニング」の指導や教育機器としての「ICT」の活用方法を学習し、指導に生かせるよ
うになること。
・「第二言語習得の理論」における外国語を習得するプロセスをよく理解し、活用できるようになるこ
と。
・「観点別学習状況の評価」「評価基準の設定」「評定への総括」の知識を身につけること。
・ALT等とのティーム・ティーチングについて理解し、指導に生かせるようになること。
・英語が使用される国々を中心に「異文化理解」を深め、言語指導において文化が密接な関係にあること
を理解し、指導に生かせるようになること。
・「学習の到達目標」や「授業の組み立て」をしっかりし、より綿密な「学習指導案の作成」ができるよ
うになること。
①毎回のリフレクション（LMS) 30%
②小テスト（LMS）1回 10%
③導入テスト（LMSに録音提出）10%
④読解の活動計画の作成 15%
⑤個人による模擬授業 20%
⑥学習指導案の作成（LMS）15%
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 『英語教師のための発問テクニック』 | 田中武夫・田中知聡 | 大修館書店 |
| 教科書 | 『NEW CROWN Englsh Series 3』令和３年度版 | 三省堂 | |
| 参考文献 |
・中学校レベルの教科書英文が、常に正確に、適切に読めるように、音読の練習を継続してください。
・課題提出後も、フィードバックを受けて再度課題を見直し、納得いくまで修正をしてください。
・テキストに書いてある理論を、自分の持っている英文に当てはめたらどうなるか、自分なりに試すことに取り組んでください。
・英語を即興で、しかもわかりやすく話せるようになるためには経験が重要です。国内にいても経験は積めますので、常に場を見つけて実践を積んでください。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | [到達目標 (1)-1)2)3)4)、(2)-11)、(5)-1)] ・オリエンテーション ・英語科教育法と既習事項の確認と理解 ・教育機器としてのICTを活用した語学教育の指導 ・高等学校における英語教育(学習指導要領、教科用図書) |
| 第2回 | [到達目標 (1)-1)2)3)4)、(2)-1)2)3)4)5)8)9)10)11)13)、(3)-2)] ・高等学校学習指導要領 外国語(英語)の基本的理解 ・英語の4技能(聞くこと、読むこと、話すこと、書くこと)の定着 ・ALTとのティーム・ティーチングにおける留意点 |
| 第3回 | [到達目標 (1)-1)2)3)4)、(2)-1)2)3)4)5)6)7)] ・英語の4技能と統合型の言語活動指導や音声指導 ・基本的な学習指導案の在り方、学習指導案の検討 |
| 第4回 | [到達目標 (2)-6)7)] ・英語の音声指導(母音等) ・音声と文字(文字と綴り字の指導方法、音声記号) ・クラスルーム・イングリッシュの表現 |
| 第5回 | [到達目標 (2)-6)7)] ・英語の音声指導(子音等) ・音声指導におけるフォニックスやジャズ・チャンツの理解 |
| 第6回 | [到達目標 (2)-8)9)] ・効果的な語彙・表現、文法指導、辞書指導 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第1グループ) |
| 第7回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-8)9)、(3)-1)2)、(4)-2)、(5)-1)] ・コミュカティブな文法指導 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第2グループ) |
| 第8回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-1)11)、(3)-1)2)、(4)-2)、(5)-1)] ・英語のリスニング(聞くこと)の指導 ・リスニング教材とICTの活用 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第3グループ) |
| 第9回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-3)12)、(3)-1)2)、(4)-2)、(5)-1)] ・英語のスピーキング(話すこと)の指導 ・言語能力の測定、パフォーマンス評価 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第4グループ) |
| 第10回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-2)、(3)-1)2)、(4)-2)、(5)-1)] ・英語のリーディング(読むこと)の指導 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第5グループ) |
| 第11回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-4)11)、(3)-1)2)、(5)-1)] ・英語のライティング(書くこと)の指導 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第6グループ) |
| 第12回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(2)-12)13)14)、(3)-1)2)、(5)-1)] ・英語のコミュニケーション能力と運用能力(英語でのインタラクション)の向上 ・生徒の特性に対応した習熟度別指導 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第7グループ) |
| 第13回 | [到達目標 (1)-1)2)3)、(3)-1)2)、(4)-1)2)、(5)-1)] ・既習事項の内容理解確認 ・テストの作成と評価基準 ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第8グループ) |
| 第14回 | [到達目標 (1)-1)2)3)4)、(2)-10)11)13)、(3)-1)2)、(4)-1)2)、(5)-1)] ・学習目標の到達と授業の組み立てを考えた学習指導案の作成、模擬授業(第9グループ) ・模擬授業の振り返り |
| 第15回 | [到達目標 (1)-1)2)3)4)、(2)-1)2)3)4)5)6)7)8)9)10)11)12)13)14)、(3)-1)2)、(4)-1)2)、(5)-1)] ・英語教育における知識や理論の総括 ・模擬授業と振り返りの総括 |
