社会貢献とビジネスⅠ
担当者植田 隆彦教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [現代ビジネス学科]
科目ナンバリングSOC-101

授業の概要(ねらい)

 企業に求められているCSR、SDGs、ESGに関する学習を通じて、サステナブルな社会を作っていくためには何が必要か学習します。
 春期は主にCSR、SDGs、ESGに関する基本的なフレームワークを中心に学習します。秋期は企業のCSR活動の具体的な事例なども学習しながら理解を深めていきます。
 授業でとりあげたテーマについて、具体的な企業の事例などを調べていただいて、数分程度のプレゼンテーションをしてもらいます(各期6-7回を想定)。また、日本経済新聞などからテーマにあった題材を適宜紹介してディスカッションを行います。
 (注)CSR (Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)、SDGs (Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)、ESG (Environment(環境)、 Social(社会)、 Governance(ガバナンス))

授業の到達目標

 CSR、SDGs、ESGに関する基本的事項について説明できる
 ソーシャルビジネス、人権などについて理解する
 具体的な事例を通じて企業の活動を理解する

成績評価の方法および基準

 中間テスト30%、期末テスト50%、課題提出および授業中のディスカッションへの参加状況20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献 CSR検定委員会『CSR検定3級公式テキスト 2021年版』株式会社オルタナ
参考文献 駒崎弘樹『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』PHP新書

準備学修の内容

 新聞、雑誌などに記載されているCRS、SDGs、ESGに関する記事に興味をもち理解すること
 「CSR検定3級公式テキスト2021年版」は出版社(オルタナ)もしくはアマゾンでないと購入できないようです

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション。1960年代以降の日本経済の概観(オンライン授業)
第2回日本経済の課題:少子高齢化、財政赤字、低成長、地域経済、国際収支について理解を深めます
第3回CSR(企業の社会的責任)の目的、歴史など基本的事項について学習します
第4回トリプルボトムライン、国連グローバルコンパクト、CSV(Creating Shared Value)経営などの考え方について学習します
第5回ISO26000(社会的責任に関する手引き)について学習します(オンライン授業)
第6回NPOの活動や役割について学習します
第7回コーポレートガバナンスとCSRの関係について学習します
第8回まとめと中間テスト
第9回SDGsについて学習します
第10回ESG投資1:資本市場の枠組みについて学習します
第11回ESG投資2:責任投資原則、スチュワードシップコードについて学習します
第12回ESG投資3:ESG投資、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の役割について学習します
第13回環境(E):気候変動関連のテーマ(パリ協定、TCFD(気候関連財務情報開示タスク)、グリーンボンドなど)について学習します
第14回社会(S):多様性、働き方改革、人権などについて学習します
第15回まとめと期末テスト