時事問題講座Ⅰ
担当者増渕 達夫教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目]
科目ナンバリングCAE-310

授業の概要(ねらい)

 選挙権年齢や成年年齢の引き下げなど、若者が主体的に社会に参画することが強く求められている。こうした中、この授業では、時事問題について、政治、経済、文化、倫理などの観点から考察し、理解を深め、主体的に判断し、様々な人々と協働して課題を解決する基礎を育成する。

授業の到達目標

○ 政治、経済、文化、倫理などの基本的な概念等について理解できる。
○ 時事問題について、様々な情報を活用し、公正に判断できる。
○ 社会の在り方や自らの生き方等について探究し、適切に表現できる。

成績評価の方法および基準

○ 出席及び毎授業における課題(40%)
○ レポート(30%)
○ 試験(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。
参考文献参考となる文献や資料は、適宜指示する。

準備学修の内容

○ 講義資料は、事前にLMSに掲載するので、プリントアウト等により内容を把握しておくこと。
○ 毎回、事前学修及び事後学修の課題を提示するので、誠意をもって取り組むこと。
○ 新聞記事を指定することがあるので、大学図書館や公共図書館等も活用して、自分自身で指定された記事を探し、確実に読み込むこと。
○ 時事問題について理解するだけにとどまらず、解決するために何をすべきかを考え、自分の見解を根拠をもってまとめ、文章で表現できるようにすること

その他履修上の注意事項

○ 名簿確定段階で座席を指定する。
○ 受講者の主体的かつ積極的な参加が不可欠である。
○ 新聞やテレビのニュースなどを意識的に見ておくこと。
○ 次に示す「7 各回の授業内容」は、状況に応じて変更する可能性がある。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(LMSによるオンデマンド形式)
○ 授業の進め方、留意事項等
主権者としての責任と義務について
○ 国民主権についての考察
第2回基本的人権の尊重について(1)
○ 日本国憲法が保障する基本的人権の内容等の理解
○ 現代社会が直面している人権上の課題の考察
第3回基本的人権の尊重について(2)
○ 現代社会が直面している人権上の課題の考察
○ 人権保障のために取り組むべきことの考察 
第4回天皇の地位と役割について
○ 日本国憲法や皇室典範などにおける規定の理解
○ 天皇の役割等に関する考察
第5回国会について
○ 日本国憲法や国会法などにおける規定の理解
○ 第204回国会における主な議論に関する考察
第6回内閣について
○ 日本国憲法や内閣法などにおける規定の理解
○ 現在の内閣が取り組むべき課題と対応に関する考察
第7回司法制度について
○ 日本国憲法や裁判所法などにおける規定の理解
○ 司法制度改革の背景、成果と課題などに関する考察
第8回地方自治について
○ 日本国憲法や地方自治法などにおける規定の理解
○ 地方公共団体の首長や議員の選挙における争点などに関する考察
第9回企業の役割について
○ 会社法などにおける規定の理解
○ 企業の社会的役割などに関する考察
第10回政府の役割と財政・租税について
○ 令和3年度における我が国の歳入及び歳出の概要に関する理解
○ 予算案審議における主な論点と今後の財政上の課題に関する考察
第11回金融の仕組みと働きについて
○ 金融の役割や意義に関する理解
○ 金利や為替の動向と経済生活への影響などに関する考察
第12回経済成長や景気変動と国民生活の向上について
○ 政府の月例経済報告等に関する理解
○ 景気の動向と国民生活への具体的な影響に関する考察
第13回我が国の安全保障と防衛について
○ 我が国の主権と領土に関する理解
○ 現行憲法下での国際貢献の在り方に関する考察
第14回持続可能な社会の形成について(LMSによるオンデマンド形式)
○ 我が国が直面する課題と主権者としての関与に関する考察
第15回試験とまとめ